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学園大戦ヴァルキリーズ  作者: 名無しの東北県人
学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 PARTY WITH BORDER LINE 1946
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第一章9

 Q――ゾンビについて教えて頂けませんか?

 A――人手不足に苦しんでいたラミアーズは手軽に使い潰せる即戦力としてゾンビをアゴネシアで量産しました。そしてアゴネシア人を素材にしたゾンビは非人道的な製造過程を経てアルカへと運び込まれたのです。


 Q――運搬を行ったのもラミアーズですか?

 A――はい。彼らは専用の輸送船さえ保有していました。


 Q――兵器としてのゾンビはどのようなものだったのでしょうか?

 A――まず最初に、グリンゴールド中佐がトラック戦争当時に接触したゾンビは映画や小説に出てくるような『生ける屍』ではありませんでした。ラミアーズはまず素材となるアゴネシア人に中央アメリカのハイチでブードゥー教の呪術師が用いるとされる特殊な毒を盛り、一時的な仮死状態に置きます。製造者はそれから少し時間を置いて素体を蘇生させ、言いなりの肉人形と化したアゴネシア人に成すべきことを教えました。


 Q――成すべきこととは人肉を喰らうことや人を襲うことですか?

 A――そうです。


 Q――ところでアゴネシアとは?

 A――東南アジアのどこかにある国です。


 Q――そんな名前の国は聞いたことがありませんが……。

 A――もしかするとアゴネシアの本当の名前はカンボジア、ラオス、ベトナム、タイ、あるいはミャンマーかもしれません。しかし、それはどうでも良いことです。

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