用語
■ アポカリプス・ナウ
一八〇〇年代の末期、地球に落着した隕石によってもたらされた大災害と、それがきっかけになって始まり、その後十五年間続いた世界規模の戦争。
■ アルカ
アポカリプス・ナウ後の世界を事実上支配している巨大多国籍企業グレン&グレンダ社が考案した、学園同士が世界各国の代理戦争を行う場所。
日本の山形県を丸ごと接収、転用しており、かつての市や町の一つ一つに各国の代理勢力となる学園都市及び軍事施設が配置されている。
■ BF
アルカで代理戦争が行われる場所、通称バトルフィールドの略称。
毎回異なった勝利条件と敗北条件が設定される。
■ プロトタイプ
アルカ学園大戦で『学園』というコミュニティの根幹を成す戦闘用の人造人間。
常人の数倍の成長速度と寿命を有し、ほぼ全ての個体が強い戦闘衝動を持つようにプログラムされている。
■ ヴァルキリー
大量生産されるプロトタイプの中に少数存在する、かつて地球に落下した隕石内に含まれていたマナ・クリスタルという鉱石と、それに含有されるマナ・エネルギーとの親和性を有した少女達。
液状化したマナ・エネルギーが固着して形成されるマナ・ローブを纏うことで戦車の装甲と火力、戦闘機の速度と機動性を人間サイズで実現している。
背部ユニットを使っての飛行やマナ・フィールドと呼ばれる堅固な防御障壁の展開が可能なだけではなく、個体によってはグレン&グレンダ社によってブラックボックス化された強力なマナ・エネルギー兵器を使用することができる。
■ タスクフォース
BFで代理戦争を行うため学園軍から一時的に編成される部隊の総称。
その規模は十名に満たないものから師団規模の大部隊まで多種多様である。
■ ヴォルクグラード人民学園
アルカにおけるソビエト社会主義共和国連邦の代理勢力。
学園都市はアルカ北西部の港町サカタグラード。
■ シュネーヴァルト学園
アルカにおけるドイツ連邦共和国の代理勢力。
学園都市はアルカ南東部のタカハタベルク。
■ パブリック・スクール・オブ・ブリタニカ
アルカにおけるグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)の代理勢力。
学園都市はアルカ北西の海上に浮かぶトビシマ・アイランドにある。
■ ドラケンスバーグ学園
アルカにおける南アフリカ共和国の代理勢力。
学園都市はアルカ南東部のヤマノベア(旧名山辺町)。
■ 人民生徒会
かつてヴォルクグラード人民学園を支配していた組織。恐怖政治を行っていたが、『アルカの春』でマリア・パステルナークにより打倒された。
■ ロイヤリスト
人民生徒会以前の政治体制を支持するヴォルクグラード人民学園の生徒達。
一九四三年の第二次ヴォルクグラード内戦後、同学園の実権を掌握している。
■ アルカの春
一九四三年初頭、マリア・パステルナークの一派が圧制を敷く人民生徒会に対しクーデターを起こし、政権を奪取した事件。
■ 第二次ヴォルクグラード内戦
一九四三年八月、シュネーヴァルト学園に支援されたヴォルクグラード人民学園旧体制派とマリア・パステルナーク率いる一派の間で行われた内戦。
ヴォルクグラード人民学園旧体制派が勝利し、マリアは死亡、その一派も壊滅した。
■ アゴネシア
東南アジアのどこかにあるとされる国。
カンボジア、ラオス、ベトナム、タイ、ミャンマーのいずれかを指しているとされるが、詳細は不明である。
■ ショナイ平原
旧名庄内平野。
アルカ北西に位置している。
■ グリャーズヌイ特別区
かつてクーデターと内戦によって母校を追われたヴォルクグラード人民学園の生徒達が潜伏していたサカタグラードの区画。
完全なスラムと化しており、グリャーズヌイとはロシア語で『汚い』を意味していた。
一九四三年八月にマリアの一派によって凄惨な虐殺が行われた地でもある。
■ ブラッド・シー
旧名日本海。
アルカの北西側に広がる海洋。
■ ボーダーランド
タカハタベルク東部、山形県・宮城県・福島県の三つの県の境目にある地帯。
アルカ各校の生徒を顧客とする違法な売春宿等が立ち並ぶ退廃的な場所である。
■ ルナ・マウンテン
旧名月山。
グレン&グレンダ社の直接管轄地域になっている。




