用語
■ アルカ
アポカリプス・ナウ後の世界を事実上支配している巨大多国籍企業グレン&グレンダ社が考案した、学園同士が世界各国の代理戦争を行う場所。
日本の山形県を丸ごと接収、転用しており、かつての市や町の一つ一つに各国の代理勢力となる学園都市及び軍事施設が配置されている。
■ BF
アルカにおいて代理戦争が行われる場所、通称バトルフィールドの略称。
『高地を三日間守る』、『どちらかが全滅するまで戦う』等、毎回異なった勝利条件と敗北条件が設定される。
■ プロトタイプ
アルカ学園大戦で『学園』というコミュニティの根幹を成す戦闘用の人造人間。
常人の数倍の成長速度と寿命を有し、ほぼ全ての個体が強い戦闘衝動を持つようにプログラムされている。
■ ヴァルキリー
大量生産されるプロトタイプの中で、地球に落下した隕石内に含まれていたマナ・クリスタルという鉱石と、それに含有されるマナ・エネルギーとの親和性を有した少女達。
液状化したマナ・エネルギーが固着して形成されるマナ・ローブを纏うことで戦車の装甲と火力、戦闘機の速度と機動性を人間サイズで実現している。
背部ユニットを使っての飛行やマナ・フィールドと呼ばれる堅固な防御障壁の展開が可能なだけではなく、個体によってはグレン&グレンダ社によってブラックボックス化された強力なマナ・エネルギー兵器を使用することができる。
■ タスクフォース
BFで代理戦争を行うため、学園軍から一時的に編成される部隊の総称。
その規模は十名に満たないものから師団規模の大部隊まで多種多様である。
■ シャローム学園
アルカにおけるイスラエルの代理勢力。
学園都市はアルカ西部のツルオカスタン・カモ自治区にある。
■ トランシルヴァニア学園
アルカにおけるハンガリーの代理勢力。
学園都市はアルカ南東部のフェルニゲシュ・コシュティ(旧名上山市)。
■ ヴォルクグラード人民学園
アルカにおけるソビエト社会主義共和国連邦の代理勢力。
学園都市はアルカ北西部の港町サカタグラード。
■ ガーランド・ハイスクール
アルカにおけるアメリカ合衆国(米国)の代理勢力。
学園都市はアルカ東部のテンドーシティ。
■ パブリック・スクール・オブ・ブリタニカ
アルカにおけるグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)の代理勢力。
学園都市はアルカ北西の海上に浮かぶトビシマ・アイランドにある。
■ スピリットウルフ社
通称SW社。
エーリヒ・シュヴァンクマイエルが立ち上げた民間軍事企業。
アルカ最大の規模を誇り、イスラエルとの結託により絶対的な地位を築きつつある。
■ ダークホーム社
通称DH社。
キャロライン・ダークホームを最高責任者とする民間軍事企業。
シェアを巡りSW社と激しい抗争を繰り広げていたが、現在は事実上の崩壊状態にある。
■ モサド
イスラエル諜報特務庁及びシャローム学園諜報特務庁。
情報収集だけでなく要人誘拐や暗殺にも長けており、一度ターゲットになればその魔の手から絶対に逃れることはできない。
■ DRFLA
アルカ解放のための民主的改革運動を名乗る反イスラエル武装勢力。
■ エルメンドルフ戦争
一九四八年にアルカで行われた米国とソ連の代理戦争。
アラスカのエルメンドルフ基地に亡命したソ連の新型戦闘機を巡る両国の軍事衝突に端を発して始まり、ガーランド・ハイスクールとヴォルクグラード人民学園の双方が壊滅的打撃を被り共に継戦不可能な状況へと追い込まれて終結した。
■ 第四次ダイヤモンド戦争
一九四九年にアルカで行われたイスラエルとソ連の代理戦争。
アンゴラのダイヤモンド採掘権を巡る戦争でありシャローム学園が勝利した。
■ ヴェーザーシュタディオン戦争
一九五〇年にアルカで行われたドイツ連邦共和国と英国の代理戦争。
サッカー場での暴動がきっかけとなって始まった戦争でSW社と契約したシュネーヴァルト学園がDH社と契約中のパブリック・スクール・オブ・ブリタニカに勝利している。
■ フレガータ学校占拠事件
一九四七年にフレガータ小学校をテロリストが占拠した事件。
グレン&グレンダ社はこの事件で校内に突入したヴォルクグラード人民学園の特殊部隊が人質となっていた同社社員の子供達諸共テロリストを殲滅したと公表したが、後にそれは悪意に満ちた嘘であることを作戦に参加した隊員から暴露されてしまった。