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学園大戦ヴァルキリーズ  作者: 名無しの東北県人
学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 RAID ON FINAL FRONT 1950
164/285

第一章5

 戦闘開始から二十分後、トビシマ・アイランドにあるダークホーム社の社屋からスクランブル発進したカウンター・アサルト・チームがタカハタベルクの上空に到着した。

「こちらセイバー2‐1、街のあちこちにスピリットウルフの連中がいるぞ」

「目を瞑って小便してもあいつらの頭にかかるわね」

「無駄口を叩くな」

 隊長格のヴァルキリーを先頭にして、三人のヴァルキリーが三角形の編隊を作って高度を落としていく。

 三人は紫色の煙が学園都市の一角から立ち昇っているのを目撃した。地上で戦っているダークホーム社の部隊が炊いたものだ。

「攻撃開――」

 爆発音じみた銃声の直後、隊長格のヴァルキリーの頭が砕け散り、錐揉みしながら地上へと落下した。空にメデューサの髪じみた血の航跡が描き出される。

「セイバー2‐1がやられた!」

「落ち着けセイバー2‐2!」

 黒いグローブに包まれた掌にねっとりとした汗を滲ませながら、生き残ったダークホーム社のヴァルキリーが周囲を見回す。

「タリホー! タリホー!」

 太陽の中から、スピリットウルフ社のヴァルキリーが青い粒子を撒き散らしつつ直上攻撃を仕掛けてくる。

 ダークホーム社のヴァルキリーはしなる釣竿のように迫ってくる銃撃を左手のディフェンサーロッドで弾きながら、両肩のランチャーから反撃としてミサイルを放つ。

「振り切れない!」

 不幸にも弧を描いて突き進むミサイルに追いつかれたスピリットウルフ社のヴァルキリーは噴射口の真後ろで起きた爆発に巻き込まれ、翼の両端以外を火の玉に包まれた。やがて火の玉は煙の塊となり、その中から手足を失い、翼から白い煙の尾を伸ばしたヴァルキリーが飛び出す。ヴァルキリーは落下しながら絶命し、地面に吸い込まれた。

 別のスピリットウルフ社のヴァルキリーは腰部のRIS――汎用性拡大のため生み出された第二世代ヴァルキリーが各種装備をマウントするRail Interface System――に取り付けられたディスペンサーから大量のフレアを射出してミサイルを回避するが、ミサイルに気を取られている間に銃撃を浴びて撃墜された。

「ここは私達の『還りたい空』なんだ! お前らには渡さない! こんなにも楽しい戦場を――」

 ダークホーム社のヴァルキリーが手にしたルーマニア製AK47自動小銃のマガジンを交換しながら叫ぶ。

「独占されてたまるか!」

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