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学園大戦ヴァルキリーズ  作者: 名無しの東北県人
学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 DOWN THE RABBIT HOLE 1949
151/285

第三章5

 Q――シャローム学園軍の基本戦略をお聞きしたいのですが。

 A――我が軍は少数をもって多数を短時間の間に撃破することを最重視しています。それは総生徒数が少ないため、他校のように大戦力が用意できないからです。


 Q――長期戦や消耗戦はできないわけですね。

 A――はい。つまり短期決戦を挑むしか選択肢がないのです。戦いが続けば続く程我々は不利になってしまう。大規模な正規軍を持つヴォルクグラード人民学園やシュネーヴァルト学園と異なり、我が校は予備役を総動員することで戦力を確保する――つまり、彼らが兵役に服する時間が長ければ長い程学園の機能は停止してしまうのです。


 Q――戦術原則のようなものは存在するのですか?

 A――大きく分けて二つあります。一つはできる限り早く戦争を終結させること。先程もお話したように、これは長期戦になれば学園運営が破綻するためです。


 Q――もう一つは?

 A――可能な限り敵地で戦うことです。


 Q――それは何故ですか?

 A――シャローム学園のあるカモ自治区自体が戦略的深さを持たず、敵を内陸部に誘い込んだり、領内に防衛線を築くことができないからです。

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