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学園大戦ヴァルキリーズ  作者: 名無しの東北県人
学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 DOWN THE RABBIT HOLE 1949
138/285

第二章3

 タスクフォース599のFOB(注1)であるサカタグラードのグリャーズヌイ特別区にはアルカにおける英国の代理勢力パブリック・スクール・オブ・ブリタニカから譲渡という形で大量の武器弾薬が運び込まれていた。

「米国製手榴弾は五秒で爆発する」

 トラックの前に集まったタスクフォース599の隊員達を前にして、

「だがこのソ連製手榴弾はピンを抜き、レバーを外した三秒後に爆発する」

 やけにヘブライ訛りが強い英語を話すPSOB‐SASの隊員はTVショッピングの司会のように自分達が運んできた得物の説明を行う。

 熱心に話を聞く雑多な装備の一団を見下ろす監視台の上では、これまたヘブライ語訛りの強いロシア語を話す外国人傭兵がAK47自動小銃に装填する七・六二ミリ弾に小細工を施す作業を始めていた。山積みになった弾丸を一つ摘み取り、こっそり中の火薬を自動小銃用のものから燃焼の速い散弾銃用のものへとすり替える。

 そう遠くない未来に行われる戦いでこの銃弾を使う自称外国人傭兵達は真実を未来永劫に知ることはない。何故なら――。


 注1 前線基地を意味する。

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