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学園大戦ヴァルキリーズ  作者: 名無しの東北県人
学園大戦ヴァルキリーズ新小説版 DOWN THE RABBIT HOLE 1949
131/285

第一章9

 Q――小包とは?

 A――開けると爆発する謎の小包です。


 Q――小包を送られたその教員はどうなってしまったのでしょうか?

 A――死んではいません。ちゃんと指は三本残っているそうです。


 Q――片手の?

 A――左右で。


 Q――わかりました。では、第四次ダイヤモンド戦争においてシャローム学園とヴォルクグラード人民学園が初めて大規模な戦闘を行った時のことを教えてください。

 A――ある時、私が所属するシャイエテット13はヴォルクグラード人民学園の補給部隊がショー&ナイ・エアベースから本校に食料を移送するという情報を手に入れ、それを意図的にタスクフォース599へと流し、襲撃を誘発させて待ち伏せました。


 Q――ちょっと意味がわからない点が……。

 A――と、言いますと?


 Q――何故タスクフォース599が友軍である筈のヴォルクグラード学園軍を襲撃するのですか?

 A――申し訳ありません。説明を忘れました。タスクフォース599はエルメンドルフ戦争(注1)後、枯渇した正規軍の穴埋めのため編成された外国人傭兵部隊です。外国人傭兵部隊といえば聞こえは良いものの、事実上の使い捨て部隊です。加えてヴォルクグラード学園軍は二度に渡る内戦とエルメンドルフ戦争で組織がズタズタになっており、彼らの口さえ賄うことができなかったのです。


 注1 アラスカのエルメンドルフ基地に亡命したソ連の新型戦闘機を巡る米ソの軍事衝突を発端として一九四八年に行われたガーランド・ハイスクールとヴォルクグラード人民学園の戦争。アルカ始まって以来の大規模な戦闘が陸海空で繰り広げられ、双方が壊滅的打撃を被って継戦不能の状態に陥った。

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