デコ君とボコちゃん(4)
新婚生活を送っていたある日のこと。
ボコ「今日、体調よくなくて産婦人科に行ったのよ。そしたらね……」
デコ「つ、つ、ついに出来たか!」
ボコ「そうじゃないの。お医者様にデコボコ症候群だっていわれたの」
デコ「なんだい、それ?」
ボコ「一週間以内に、髭が生えてきたり、筋肉がもりもりしたり、声が低くなったり、終いにはちんちんが生えてくるのよ!」
デコ「えーーーっ!!(ゴロゴロ……)」
デコ君はびっくりしてでんぐり返りしています。
ボコ「どうしよう~(笑)」
それから、一週間が経ちました。
デコ「ボコちゃん!!ちんちんが生えてるよ~!!」
ボコ「…」
デコ君は悩みました。悩んで悩み抜いて、十円ハゲが出来るほど悩みました。
ボコ「おっぱいも筋肉質になってぺったんこよ」
デコ「うーん」
その夜、デコ君は神様にお願いをしました。
デコ「かみさま、ボコちゃんを元に戻してください……うぅうぅう(泣)」
しばらくすると、神様が現れました。
神様「おまえは、ボコちゃんを愛していないのか? ボコちゃんにちんちんが生えたから、愛せないのか?」
デコ「いいえ、かみさま。私はボコちゃんにちんちんが生えても、愛し抜くと誓います」
神様「嘘つけ。建前ばかり取り繕っても無駄じゃ。しかしならば、凸凸では触れ合いにくかろうから、凹凸にしてさしあげよう」
すると神様は消えてしまいました。
次の日、デコ君が起きるとあることに気付きました。
デコ「おっぱいが、おっぱいが生えてきた~!!」
またまた次の日。
デコ「ちんちんが無くなって凹んでゆくよ~っ!」
ボクササイズして脇で汗を流しているボコちゃんが言いました。
ボコ「あら、よかったじゃないの」
そして、その後日。
デコ「うわ~ん! もう、ボコちゃんのおっぱい、もめないなんて(泣)」
ボコ「ふん! これからはあなたがもまれる番よ!」
ボコちゃんの攻めが始まりました。
デコ「うわ~ん! おっぱいもまれたくないよ~!……あははははは、あはは、くすぐったい」
ボコ「うるさいわねぇ。あなた感じないってのはね、陰徳が足りないのよ!」
デコ「いいや、ボコちゃんの揉み方が荒いからだよ!」
デコ君はこうして、自分の陰徳のなさを、ボコちゃんはこうして、自分の陽徳のなさを悟りましたとさ。 (おしまい)
すみません、やってしまいました……。