設定と登場人物
●タイトル:ふたりの夏、手術室の向こうで
・ジャンル:青春 × 医療 × 百合(姉妹百合)
■ 姉妹と家族
● 結城 ことは(姉) ・高校1年生(蒼嶺女学院高等部)/茶道部所属 ・大人しく我慢強く、寂しがり屋 ・背が低く、ふわふわした茶色がかった髪 ・母の形見の青い髪留めを愛用 ・毎朝、妹と両親の写真に手を合わせてから登校 ・成績は優秀で、妹とほぼ同等 ・中等部から内部進学
● 結城 あすか(妹) ・高校1年生(蒼嶺女学院高等部)/テニス部所属 ・活発で気が強いが姉の前では甘えん坊 ・姉とそっくりな外見(ふわふわした茶色がかった髪) ・母の形見のピンクの髪留め ・姉と同じ部屋で寝起き、登下校も常に一緒 ・成績は姉と同等、クラスは別
● 涼子叔母さん ・母の妹。容姿は母に似ている ・現在は海外勤務中。姉妹とたまに連絡 ・入院時は個室代を負担するなど、深い愛情を寄せる
■ 親友
● 坂下 鈴音 ・ことはの同級生で、あすかとも仲が良い ・明るく人懐っこい性格、面倒見がよい ・両親と3人暮らし。姉妹の家から徒歩5分の距離 ・姉妹がいることを羨ましく思っている
■ 病気・医療設定
● 常陰癒合症(架空の病気) ・婦人科系の稀な疾患。進行すると癒合による不妊の可能性 ・思春期以降に発症/下腹部痛、月経不順が主症状 ・ことはの症例が治療法確立の契機になる
● 手術内容 ・温存手術(開腹)を選択。摘出の可能性が高いが挑戦 ・執刀医:白石玲子。術後は歩行困難や再手術のリスクも ・入院期間:約2週間。あすかが保証人・付き添い
■ 医療スタッフ
● 白石 玲子(執刀医) ・38歳/婦人科医。東京の病院から地元へ戻った経験豊富な名医 ・落ち着いた小柄な女性。信頼されている
● 香坂 詩織(手術助手) ・帝都大学医学部附属病院 婦人科所属 ・白石の同期で温存手術のパイオニア ・おっとりしているが手術中は的確で冷静
● 九条 理沙(麻酔科医) ・桐華婦人科病院 麻酔科部長。白石とは旧知の間柄 ・帝都大学医学部出身。冷静だが患者には丁寧な対応
● 看護師
1.山瀬 あかり:27歳。明るく親しみやすい茶髪ポニーテール
2.佐伯 澪子:29歳。真面目で落ち着いた黒髪一つ結び ・交代勤務だが入院初日と手術日は2人とも登場
● 北川 萌(手術看護師) ・山瀬の同期で癒し系。高い看護技術と判断力を持つ
● 佐野 真帆(保健室の先生) ・若く親しみやすい女性。ことはの症状を見抜き婦人科を勧める
■ 病院・病室
・病院名:桐華婦人科病院 ・婦人科専門の私立病院。清潔で評判が良い。公園の隣 ・ことはは個室入院(涼子叔母さんが費用負担) ・個室設備:ロッカー、テーブル、テレビ、洗面台(トイレは共用)
■ 舞台・地域設定
● 桐ヶ丘市 ・首都圏郊外の住宅都市。緑が多く落ち着いた街
● 私立蒼嶺女学院 ・中高一貫の女子校。1学年約200人。文化部が盛ん ・制服はセーラー服。校舎は坂の上。最寄駅から徒歩8分
■ 鉄道設定
● 桐山電鉄 ・東苑駅から発着し、住宅地・学園都市(蒼嶺学園前)を抜け、桐ヶ谷駅(病院最寄)を経て終点・桐山温泉へ至る私鉄 ・駅構造や車両は古め。桐ヶ谷駅までが収益区間、それ以降は赤字 ・古い車両が多く、新型車両は稀にしか運行されない。姉妹は新型車両に出会えるのを楽しみにしている
● 種別とダイヤ設定 ・各駅停車:全区間運行。朝夕ラッシュ時は5分間隔/日中は15分間隔 ・通勤急行:ラッシュ時のみ(7〜9時、17〜19時)運行。10分間隔。主要駅のみ停車(古市町、天神前、蒼嶺学園前、東谷坂、御堂森、桐ヶ谷) ・急行:日中のみ運行(9〜20時)。30分間隔。停車駅は蒼嶺学園前と桐ヶ谷のみ ・特急:毎時1本、朝9時〜20時に運行。全車指定席・新型8000系使用。楡原〜桐ヶ谷間の地域はすべて通過駅
● 路線構成(駅省略あり)
•東苑駅(都内ターミナル駅) →(各駅停車で約2時間/30駅)→ 楡原駅
•楡原駅(姉妹の最寄り):各駅停車のみ停車。小規模な駅で商店街あり
•蒼嶺学園前駅:学校最寄。急行・通勤急行・各駅停車が停車。住宅街に立地
•桐ヶ谷駅:病院最寄。急行・通勤急行・特急・各駅停車が停車。自然豊かな立地
•桐ヶ谷駅 →(各駅停車で約1時間/10駅)→ 桐山温泉駅(終点)
● 所要時間 ・楡原→蒼嶺学園前:8駅/約25分 ・蒼嶺学園前→桐ヶ谷:4駅/約18分(通学と逆方向) ・東苑駅→楡原駅:急行+各停乗り継ぎで約1時間20分 ・東苑駅→桐山温泉駅(特急利用):約2時間
■ 姉妹の家庭・生活
・両親は3年前に事故で他界。姉妹は実家で二人暮らし ・叔母の涼子が時折支援。朝は両親の写真に手を合わせる習慣 ・家は2人には広く、姉妹は同じ部屋で過ごす ・朝食はトースト。ことは=バター派、あすか=ジャム派