第二十七話 ルフィアの想い
今回はルフィアの心情を書くので、割と短めになるかなと思います。
私はポストを開けて手紙を取り出した。
ラヴィオからだった。
(ん……??? なんだろ……一回部屋で開けるか……)
私は一度、部屋へと戻り封を開ける。
(なになに……? 私に対しての再審請求が通った……? その報告だけ……?? いや、アイツのことだからそんなわけないよね……)
私は更に下を見る。
無駄に達筆なのがアレだけれども、それ以外は割とちゃんとした内容だった。
(……エリン王女が犯人ってことが分かって……私の裁判の時、担当していた裁判長も更迭……これ、再調査の内容……?? で、フェミータ王国に入った後は近衛兵長の作戦通り動いてくれ、って……うーん……それは分かってるんだけどなぁ……)
最後の一文を私は見た。
……見なかったことにして、記憶から消去したかったのだけども……。
“ルフィのトマト、この夏食べにいくぞ。楽しみに待っていてくれ。”
……余計なことすんなよ、アイツ……本気でそういうのはやめて、ホントに恥ずかしいったらありゃしない……。
まあいいわ、収穫まであと1ヶ月、か……もう暑くなってきたしね。
でもこれで無罪になったとしても……今、国に戻ってもいいのか、私はふと思った。
用水路の栓を抜いていく中で考える。
完全に私の中ではあるんだけども、「フェミータ1のトマト農家になる」と決めて、それも果たせてないのに……戻っていいのだろうか、というのがあった。
モヤモヤする……どうすればいいんだろう。
いけないいけない、雑念を出しちゃダメよね。
これでやらかしたら元も子もないし……あと雲行き的にも台風が来そうだから対策しとかないと。
あとはカラスと猪との戦いもしないと。
アイツら、収穫の天敵だから。
挫けない、私はそれだけだった。
収穫後が私の戦いなんだから。
今は気楽にやろう。
私はそう思い、台風対策の布を杭に張り付けていったのだった。
次回は収穫と交渉の部分を書ければいいかな、と思います。
最終回が近いので、僕もあと12話、頑張ります。




