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授業を受けたら意識が100年後に飛んだ話  作者: 白衣と眼鏡の猫
技術が発展した生活
6/17

予定管理は大切

6話です。

返事がない。とりあえず靴を脱いで家にあがる。

一応自分の家だ。


このアパートはまず、玄関を入って右側に廊下が続いている。そして、六畳の部屋が奥に1つとキッチン。

お風呂と御手洗いは別で、それぞれ廊下から部屋に向かって左側。

という間取りだった。


「誰も……いない?」


家の中を全て確認したが、誰もいなかった。

それどころかベッドが1つしかなかった。


「……まさか……。」


一人暮らしか?高校生なのに?


でも、それならそれでありがたいか。


しっかりと部屋も整っていて掃除もしてある。

きっとそういうのをこまめにやっていたのだろう。


少し休憩がてらこのデバイスのメッセージのやり取りを

ベッドに腰かけて見てみた。


その中で、仕送りの話をしているところを見るとやはり一人暮らしをしていたのだという事が分かる。


あと、野菜食べなさいって凄く言われている。

別に嫌いじゃ無いけど……?


ホロデバイスでスケジュールを確認する。


スケジュールの項目を選択すると

今自分が座っているベッドの向かいの壁に大きくホログラフィックでスケジュールが写し出される。


家モードって事なのかな?大きくて見やすい。


あ、今日は2月15日。やっぱり2019年と一緒だ。

今日は休日らしい。


休日……か。うん。何で私は……制服を着てるんだ?


スケジュールで今日の日付をタップする。そして下の方にスクロールする。


「何も予定が……ない?」


何で休日の予定が無い日に制服を着て出かけた!?


100年後の蓮田未結那はいったい何をやっていたんだ?

わからん……休日に学校行こうとするバカなのかな?


ちなみに学校にいく日はしっかりと「学校」とスケジュールに入っている。律儀に平日まで。


あ、学校といえばどこに通っているのだろう?

明日は平日だ。学校に行かなければならない。


もうホロデバイスの操作にも慣れた。生徒手帳をタップ。


「……ん?知らないところだ。」


東京第参高等学校。


100年もの時が過ぎれば高校も新しく出来るというものなのか?


一応場所を確認しておこう。

幸いにも通学路の設定がしてある。


通学時間30分。徒歩と電車。


「……え!?……ここって?」

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

新生活が始まっていきます。

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