第1カード 【愚者】
「暇だな〜。」
今日もいつも通り普通の日だった。僕はそんな日に何か終止符を打ちたいと感じていた。
僕はいつもの様に帰宅路を歩いている。そして今日も特別な何事もなく家に帰った。ちなみに僕は帰宅部だから学校が終わったらすぐに帰ってくる。そして飯になるまでは勉強をした後はスマホのソシャゲを自由に遊ぶその後飯を食って風呂に入って寝る。そんな日々を繰り返していた。
「母さん!帰ってきたよ。」と言っても母さんは既に2年前に死んでいるのだが。そして父さんは海外出張で6年間ドイツに行っている。僕は中学三年生だ、一応普通の中学に通ってはいるものの軽くそこら辺の難関校も受験出来る実力は持っていた。成績はオール5学校で特別に無料やらせてもらった全国統一テストでは順位1桁を取ったことがある。塾には行っていない。普通の生活をしていける金はあるが教育費はあまり払えない。高校は行く気だがあまり偏差値の高い高校には行かない気で1番近い高校に行く気だ。交通費はかける必要は無いしね。おっとここまで色々紹介してきたけど名前を教えていなかったね。僕の名前は愚敬遥誕生日は5月5日で現在年齢は16歳だ。まあまとめてみるとそこら辺にいる頭が良いだけが取り柄の貧乏な生まれのガキといったかんじだ。とりあえず今日も自分でご飯を作って夕飯を食べて風呂に入って寝ようとしたところだった。ベットに変なカードが置いてある事に気づいた。なんか朝寝ぼけて置いていたのだろうか。そのカードを触った瞬間。手に痺れるような感覚がはしった。そして・・・
『君は・・・このカードに相応しいか?貴様は選ばれたの者か?』
突然カードが人の形になり空中に
浮き出して僕に話しかけた。僕はあまりにも普通の日々だったのでしげきのために自分が作り出した幻覚だと思った。だけどもその人(?)は僕に向かってまだ話しかけてきた。
『貴様は・・・聡明で・・・そして形にあてはまらないような発想をする。そして何より刺激を純粋に求めているんだろう。』
図星だった・・・。何か心の内を見られているようだった。
「そう・・・です。」
僕はそう言いながらうなずいた。
『なら叶えてやろう。お前は・・・0番目の戦士・・・【愚者】だ。』
僕はそして自然と倒れ込んでいた。
読んでいただきありがとうございます。2作品目となりますがもう1つの方も並行して作っていきます。更新期間は未定です。出来れば拡散お願いします。