⒈前世
クリスティーナ・フォン・マイヤー、マイヤー公爵家の次女は姉のナーシャ・フォン・マイヤーの10歳とクリスティーナの7歳の合同誕生日会で突然頭痛に襲われ、倒れた。だが、天才と呼ばれる姉と比べられ無能と呼ばれていたクリスティーナは部屋に連れていかれ、ナーシャの誕生日会は平然と続けられていた。
倒れたクリスティーナは夢の中で異世界のとある少女の記憶を見た。彼女の名前は花園 夢香。彼女は誰にでも愛されていて、とても素直に可愛らしく育ったが12歳の時に「とらっく」と呼ばれる馬なしで走る馬車に轢かれて死んでしまった。
彼女は死んだ後気づいたら白い空間いた。そこには1人の綺麗な女性がいた。その女性は「女神セレス」と名乗った。自称女神のセレスは夢香はとても運が良く、セレスが夢香が死ぬ瞬間を見ていて不憫に思った為新しい異世界での生を贈られた。
セレスは夢香の事が気に入ったから、異世界で不便な思いをしないように異世界の中で生きていくために誰にも負けない力を贈った。そして、彼女が異世界で作り上げた精霊達に夢香の存在を知らせ、大切にするように告げた。だが、彼女の能力を赤ん坊が授かると、莫大な力に精神が崩壊する可能性があるため、その記憶と力は7歳になるまで封印する事にした。