表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き太陽~story devoted to you~  作者: 鷹
苦心惨憺
90/371

「ところでその、バレンティナ公国とやらは何処にあるんだ?」


「遥か西に浮かぶ、小さな島国よ。」


リサは呆れた様に彼に問う。


「地理も苦手なの?」


ドラクールは溜息を漏らした。


「俺は学校に通った事などない。監禁生活を強いられていると、言っただろう。」


「でも、」


「それ以上聞くな。答える気はない。」


「…ゴメンなさい。」


ドラクールはリサを拒絶した。己が惨めに思えて仕方なかった。







「俺は戻る。」


その言葉にリサは不安気な表情を見せた。


「また来る。必ず。」


掩蓋を被り、引き止める間もなく彼は足早に立ち去って行った。










ドラクールは戻るなりカーミラに問い掛けた。


「なあ。バレンティナとは、どんな国なんだ?」


ベッドに横臥していたもう一人の己が、口調や声音をも同じく回答する。


「西方に位置する公国だ。海国の為、外の影響を受ける事が少なく独自の文化を維持し続けている。いきなり、何故?」


彼は摩天城が建設された理由を聞いた、と、答えた。


「キャンベルの保護も支配も受けず、また協定も結んでいない、唯一の国家だ。宗教や政治、経済、主義、思想などとにかく全てが特有過ぎて孤立している。」


「独自の文化とは、例えば?」


カーミラは体を起こしてベッドの縁に腰を掛けると、語り始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ