表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き太陽~story devoted to you~  作者: 鷹
暴虎馮河
71/371

カーミラは一つ条件を出した。


それは、金の工面。


だが彼女は具体的な金額は言明しなかった。


━━面白い、試されてやるよ。







翌日の夕食が済むと、ドラクールは髪を束ねて掩蓋を深く被り、部屋を後にした。


普段ならば決して出歩かない、宵闇刻。


座り慣れた石畳がどこか違って見えた。




当然だが、深夜とは比較にもならない程に人通りが多い。


彼はそれに耐え、客を待った。




最初の客は若い女だった。


指輪を探して欲しいと言う彼女に、ドラクールはこう言った。


「必ず見付けるが、安くはないぞ。」


到底、街角の易者とは言えぬ様な相当な金額を吹っかける。


「絶対に見付かるのなら高くないわ。見付かるのならば、ね。」


そう話す女の瞳を、掩蓋の下から見据えた。


暫くした後、彼は先見した状況を詳しく説明した。


「それ…、私の部屋だわ。」


彼女は余りに鮮明に語られた内容に、目を丸くして驚いていた。


ドラクールが手を出すと初めは疑念の表情だった女も、黙って提示された枚数の紙幣を取り出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ