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黒き太陽~story devoted to you~  作者: 鷹
暴虎馮河
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~reckless danger~

「『ヴォーダンの要塞』は分かる?」


ドラクールは首を横に振る。出歩くにしても城下町が精一杯の為、地理に詳しくはない。


「此処より北にある、バレンティナ公国の租借地よ。」


「そしゃくち?」


彼は子供の様にその言葉を繰り返した。


「とても簡単に説明すると、キャンベル国内に在りながら立法・行政・司法の全てが及ばない区域よ。通称、『摩天城』。」


それでも良く理解が出来ず、頭の中は疑問符で埋め尽くされた。




「つまりキャンベルの国法は適用されないから、或いは可能性があるかもしれない。」




可能性。


それは、リサ達が生き延びられるかもしれないという潜在的な確率。




ドラクールはカーミラに詰め寄った。


「北って…、何処だ!?」


「待ちなさい、落ち着いて。君は摩天城と言う場所を、安易に考え過ぎている。」


「何故だ?」


興奮覚め遣らぬ面持ちのドラクールに対し、カーミラは冷静に語り始めた。


「言ったでしょう?国法適用外地域だと。何があろうとも文句は言えないわ。」


「どのみち、このままでは野垂れ死ぬしかないだろう!!他に生きる術があるか!?」


彼は声を荒げた。


「俺は約束したんだ!助ける、と。」


それは、魂の叫び。







「分かったわ。」


カーミラは決意を固めた表情でゆっくりと頷いた。


「では、七日後にまた来るわね。」

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