表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き太陽~story devoted to you~  作者: 鷹
感慨無量
21/371

「ほっほ、若いの。お前さんは恐いもの知らずだな。」


それは王の悪態をついたからだろうか。


「ワシは生き残ったから思えるのかね。先王には感謝しとる。」


━━戦争を起こした者に感謝するなど、敗国民ではない証だ。


ドラクールは翁にさえ、嫌悪した。


「この国は住み良くなった。いや、此処だけじゃない。全土がだ。」







世界の情勢にも歴史にも疎いドラクールにとっては、全く興味のない昔語り。


しかし甘んじて翁の言葉に耳を傾けていた。







世界全土に賊が跋扈していた、乱世時代。


各々が小国を築いており、彼等は極めて脆弱な軍隊に依る国防力しか持ち合わせていなかった。


しかし、結束や協力などと言う概念が皆無の国々が協定を結んだところで、足の引っ張り合いになるだけなのは明らかだ。







「どの統治者も、己の保身しか考えておらんかった。」


突如として現れた、ダーヴィッド・キャンベルと名乗る灰白色の髪を持つ一人の若い男が世界全土に向けて反旗を翻したのだ。


時には武力を行使し、時には頭脳を行使し。


瞬く間に逆賊は元より、各地の統治者を支配して行った。







『世の行く末は、我の背後から覗き見よ』







自身が全ての支配者となり、従事者の未来は保障する、と。







「本当に素晴らしい御方だった。御自らが前線で指揮を取るなど、我々の主では考えられない事だったよ。」


「それでも、結局は殺し合いだろ。」


ドラクールは再び酒を口にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ