表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き太陽~story devoted to you~  作者: 鷹
━追憶━
19/371

~reminiscence~

俺はただただ、其処で泣いていた。


腐った肉と、赤黒い露の狭間で。













━━また、あの夢か。


ドラクールは気怠い体を起こした。




彼は時折、同じ夢を見る。


その中の自分は幼い子供で、いつも泣いているのだ。


泣いているの理由は多過ぎて分からない。




飢餓と、


寒気と、


恐怖と、


閑寂と━━…、




孤独。







━━それが一体何だってんだ。今ならそんなの恐くもなんともない。


俺には、何一つないのだから。


守るものどころか、失うものすら持ち合わせてないんだ。


世界が明日終わろうとも、俺は構わない。







よほど自尊心が許さないのだろうか。


自身を蔑み、嘲る。







━━お前が恐れていたものが、全て此処にあるぞ。




幼少の自身との対話。


現在、飢えと寒さはないがそれ以外は変わらずに有る。




━━お前が恐れていたものの中で俺は生きているんだ。







それは虚飾という名の艱難。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ