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8/12

Stage7:3日前

一ヶ月間、水明高校では一番厳しい練習を積んできた自転車競技同好会。そしてついに、初のレースまであと3日に迫った。

新学年が始まってから早一ヶ月。それは、自転車競技同好会設立からも一ヶ月が過ぎようとする月でもある。


「今川!ユニフォーム届いたぞ!」

「おお!そりゃ良かった!」


ツインリンクもてぎで開催されるレースまであと3日。ギリギリのところで、やっとユニフォームが届いた。

5月にやることはたくさんある。先ほどのユニフォームもそうだが、高体連への登録もしなければならない。そして何といっても、各地でレースが本格的に始まる時期でもある。ヨーロッパではジロ・デ・イタリアが始まり、こちらでもこのレースやIH予選がある次期である。


※備考:本来、もてぎのレースは4月に行われるのですが、彼らにユニフォームを着させるために5月に行われるという設定に勝手にしました。


今川は部員全員を集める。

「この一ヶ月、俺たちは出来るだけの練習をしてきた。うちのどの部活よりも早く練習を始め、どの部活よりもたくさん汗をかいた。」

部員たちが頷く。

「それぞれの弱点も、まだ完全ではないものの、少しずつ克服してきている。そしてそれぞれの長所も伸ばし始めている。」

また、部員たちが頷いた。

「万全の練習はしてきた。そしてあと3日で、それを始めて試して、弱点を今一度見直すチャンスだ!これから3日間は練習強度を減らしていく。万全の状態でレースに望むんだ!いいな!」

「「「「はい!」」」」


桜川と根本は2人きりでいた。2人きりでいるのは初めてである。

「初レースか…」

「ああ…」

「デビューって感じしないな…根本。」

「デビューって言ったって、たかだか市民レースだろ?まだIH予選までは一ヶ月あるし。」

「インターハイか…俺には、縁のない響きだと思ってたんだがな。」

「え?桜川、お前って中学のとき部活やってなかったのか?」

「ああ。」

彼によると、中学時代は部活はやってなかったという。自転車は中学時代から好きだったようだ。

「いいよなぁ〜お前の学校は!うちの中学なんか、男子は運動部へ入部するのが義務だったんだぞ!だから陸上部に入ってたけど、全然駄目!そんで、自転車を親父に譲ってもらってから、自転車始めて…ってわけ。」

「へぇ…」

会話はそこで止まってしまった。

「桜川」

「なんだ」

「全国…行けるかな。」

「行けるさ…たぶん。」


三日後


午前5:30


「着いたぞ!」

一行はついに辿り着いた。初レースの行われる、ツインリンクもてぎに。

レグルスです。

今回は今一だったかな…レースが書きたくてしょうがないので、少々突っ走ってしまいましたね。でもご安心ください、次からはレースです。気合の入った文章が見れることかと思います。

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