年末・ラジオ・英語
ははっ、お久しぶりですね。河異零次です
今回はとっても短いですが、なんと第一話の二人が再登場します
まぁその辺はあとがきで語るとしましょうかね
それでは本編です、どうぞ
「はぁ、寒い」
ここは神社。俺は後輩であり、・・・・・・彼女となった蜜柑と一緒に初詣のために、大晦日の夜中に神社に来たのだ
「先輩。息白いですねぇ」
「もう冬だしな、あぁ寒い」
「寒い寒いと言うから寒いと感じるんですよ。というかもう冬どころか年末なんですねぇ」
「蜜柑はそんなミニスカで寒くないのかよ」
「寒いですよ~。だからニーハイ履いてるんじゃないですか」
まぁ普通に着物はめんどいとのことで普段着。やっぱり寒い
「俺にはオシャレが分からん」
「先輩はそこが問題なんですよねぇ。こっちがどんなに服とか考えて着て来ても何も言わないんですもん」
「あ?そんなん言うまでもなく可愛いからに決まってんだろ?」
「ふぇ!?だから先輩不意打ちは・・・・・・その、卑怯ですよ・・・・・・」
みるみる蜜柑の頬が赤くなっていく。おお、頭から煙が出そうだ
「先輩、いいですか。先輩が言葉にしなくても私が可愛がられてるのは分かります」
あ、分かるんだ
「でもですねぇ、言葉にしてほしいときだってあるんですよ」
「改めて言うとなると恥ずかしいだろ?そういうのって」
俺は周りに砂糖を振りまきたいわけではないし、恨みを買うつもりもない
「私は聞きたいんですぅ」
うっ、上目遣い・・・・・・
「それはやめろ・・・・・・。反則だ」
「?何が反則なんですか?」
言えねぇ!
「ねえねえ、何がですかぁ?」
バカお前!当たってるよ!何がとは言わんが当たってるよ!
「そんなことよりもう少しで年明けだな!」
「あと一時間半ってとこですね」
「・・・・・・早かったかな?」
「この人の数を見た感じではそんなことはなかったと思いますけどね」
「・・・・・・人込みは嫌いだ」
「私と一緒だと?」
「少しはマシだな」
「少しですか?」
「・・・だいぶマシだ」
「ふふん。そうでしょそうでしょう」
まったく、自信過剰なことで。まぁその自信があるほどの良さは持っているが、もうちょっと謙虚な心を学んでほしいものだ
「あ、そういえば先輩はこれが終わったらどうするんですか?」
「あ?あぁ、俺は家に帰ってダラダラだな」
「寝正月ですか。じゃあ暇なんですね」
「まぁ暇っちゃ暇だが、なんかあるのか?今予定を聞くってことは急ぎでもないんだろ?」
「そうなんですけどね。うちに遊びに来ないかなぁ~って。ついでに親に挨拶も」
「はぁ!?」
何言ってんのこいつ!?俺に新年から死ねと!?
「いえ、特別な日にそういう思い出作りたくないですか?」
「そうだな、特別な日に毎年泣くことになりたくなかったらやめるんだな」
「い、いやでも、お父さんもお正月はお酒とか飲んで、少しは機嫌がいいときに行ったほうが」
「楽しい気持ちを邪魔された時ほど怒りは半端ないんだぞ」
「先輩強いですし」
「耐久力があるだけな」
「先輩頭いいですし」
「悪知恵が働くだけな」
「先輩イケメンですし」
「整形しただけな」
「先ぱ・・・え、そうなんですか?」
「嘘に決まってんだろ、真に受けるなよ」
ちょっと傷つくぞ
「あ、あはははは」
「ったく、・・・・・・やだなぁ挨拶」
「え?来てくれるんですか?」
「うちは今日親戚のあいさつとか無いし、むしろ今日くらいしかまったりできん」
「やった!なんだかんだ言いながら承諾してくれる先輩大好き!」
「はいはい、あざといあざとい」
「うわっひど!お父さんに言いつけてやる!」
「ヤメテクダサイシンデシマイマス」
わりかしマジで
「あ、先輩」
「ん~?」
「そろそろ受験のシーズンですけど」
「やめろ思いださせるな」
俺はこの前の模試で解答欄を一つずつ間違え、大変悲惨な点数を取ってきた経験があるのだ
「いや、あれはしょうがないですよ。てか先輩受験はまだ先でしょう?二年生だし」
「来年も今年もあんまし変わらん。少しピリピリした空気ができ始めている」
「一応進学校ですからねぇ。まぁまだチャンスはありますよ!」
「ああ、それで?なんの話だ?」
「そうそう!私最近ラジオの魅力が分かってきたんですよ」
「ああ、ながら勉強は良くないんだってな」
「なんでそういうこと言うんですか~~~!?」
「まぁ俺もするけどさ、一応知識として覚えておけ」
「むぅ」
「そんで?」
「ラジオで英語を聞いたら覚えるのかなぁって」
「できる奴はできる。できない奴はできん。世の中それだけだ」
「またそうやって狭い見解で世の中を語る」
「自論を持つことは大切だ」
「だから頑固って言われるんですよ。人の言うこと聞かないから」
「俺は俺が正しいと思ったことをしているだけだ」
「それで成功しているから何も言えない・・・・・・」
「俺は興味のあることしか覚えん」
「そんなんで大丈夫なんですか?」
「だから英語は苦労してる」
「・・・・・・はぁ」
「おいなんだそのため息は」
「いや、私なんでこの人を好きになったんだろうなぁって」
「あ、何気に傷つく」
「そう考えると私どうして付き合ってるんだろう?別れます?」
「おっと?」
「冗談ですよ。そんな顔しないでください。結構ひどい顔してますよ?」
「質の悪い冗談はやめてくれよ。結構焦ったぞ?」
「ふっふ~ん。私は先輩にゾッコンLOVEなので心配する必要はありませんよ~」
「あぁ、そう・・・・・・」
「反応薄いですねぇ。きっと小さいから反応も薄くて小さいんですね」
「おいコラ。人の下半身を見ながら失礼なことを言うんじゃない」
「では小さくないと?」
「人並みには、とだけ答えておこう」
俺的には答えた時点でアウトだ
「へーほー。先輩の人としての器は人並み、っと」
「それはむしろ人より大きいまである」
「セクハラで訴えて勝ちますよ?」
「お前が振った話だろうが!つーか勝つまで決まっちゃってるのかよ、理不尽すぎるだろ!」
「いやですねぇ、私と先輩の仲じゃないですか」
「裁判で訴える側と訴えられる側の仲とか嫌だよ。もっと普通の関係でいたかったわ」
「慰謝料はいくらにしようかなぁ」
「訴えることは確定なのか!?」
「だからさっき言ったじゃないですか。私と先輩の仲でしょう?」
「それ冗談じゃなかったのかよ!」
「でも結婚したら共有財産ですか・・・・・・それなら訴える分だけお金がもったいないですね、やめときましょう」
「何か良いことと良くないことを言って完結したぞ」
「いいじゃないですか減るもんじゃないですし」
「減るよ確実に!俺の精神と慰謝料分の金が!」
「そんなことしませんよ。あれ?先輩知りませんでした?私、自分のものはとっても大切にするんですよ?」
「俺はものですか・・・・・・」
「それは言葉のあやとりというやつです」
「それを言うなら言葉の綾な」
「しかし先輩は今、私にとって自分がものか人かわからなくなりましたよね。つまりあやとりでも」
「よくねーよ。しかも分からなくはなってねーし」
「むぅ、ならば言葉のあやかけ?」
「あんかけみたいに言うな。無理に造語しなくていいんだよ」
「流行語大賞欲しい」
「今から!?あれ大体年の終盤あたりに流行った言葉じゃん。今から流行っても忘れられるわ」
「倍返しだ!」
「何を!?」
「勝ち取った慰謝料?」
「既に負けていた!?しかも倍で返しちゃうのかよ!」
「あ、この言葉流行りそう」
「それもう流行ったよ!」
俺は使わなかったけど。ドラマとか見ないし
「ゲットだぜ?」
「それ流行りっていうか敵に回しちゃいけないところ」
「なんで流行語にならなかったんだだろうね?」
「少年たちはわかるけど、大の大人がそれやってるの見たことあるか?」
「あぁ、確かに大人はやらないね」
「知ってるけどできない、やらない。ってのが理由だな」
「なんか真面目に考察された」
ゴーンゴーン
「んお?もう鐘の時間か」
「早かったですねぇ、やっぱり楽しい時間はあっという間ですか」
「楽しかったのか?あれで」
「はい!十二分に」
「そうか、それは良かった」
「では先輩」
「ん?」
「今年も来年もその先も、ず~っとよろしくお願いしますね」
「ああ、こちらこそ」
「で、先輩は何をお願いしたんです?」
「俺はそういうのは言わないようにしてる。ってか、ここではお願い事というよりは、〇〇を頑張りますって宣言するらしいぞ」
「そうなんですか?じゃあ私のお願い事はちょっと間違ってましたねぇ」
「何をお願いしたんだ?」
「聞いちゃいますか」
「人のを聞くのは好きでな」
「先輩の安全ですよ」
「俺の?」
心配されるほど事故に遭うほどの不幸さは持っていないが?
「ええ。今日は生きて帰れるかわからないので」
「あぁ、なるほど」
そうか。俺はこれから死地に赴くことになるんだったな。俺も生きて帰るように頼んどくべきだったかな
いや、宣言だから生きて帰ってきます、か
「なんにせよ、今年も退屈はしなさそうだな」
「ふふっ、飽きさせませんよ?」
さてさて、これからどうなることやら・・・・・・
作者(以後零次)「と、いうわけで改めましてお久しぶりです」
先輩「みなさんお久しぶりですね、約九か月ぶりに再登場しました・・・・・・おい」
零次「はい?」
先輩「また俺の名前が出てないんだが?」
零次「だって出してませんし。あ、蜜柑さんどうぞ」
蜜柑「は~い、みなさんお久しぶりです!またまた出ちゃいました!」
零次「では、今回こんなことになった原因といいますか、事の顛末についてですね」
先輩「俺の名前ェ」
零次「まぁ簡単な話、」先輩「こいつがアホだったせいで投稿が遅れ、そのうえ時折来るスランプで全然書けませんでしたってことだ」
零次「・・・・・・まぁそうなんですけどね」
蜜柑「零次さん、去年もこの時期スランプ入ってませんでした?」
零次「まぁ中間テストのおかげでいくらか進みましたがね」
先輩「おいお前、またテスト期間に書いてるのか?」
零次「その時くらいしか進まないもんで」
先輩「ふむ、結果は?」
零次「まだ返ってきてない物もありますが、真ん中辺りですかね」
先輩「ふむふむ、これ一番不安な数学返って来てねーじゃん」
零次「ギクッ!まぁそれは置いといて」
蜜柑「零次さん数学苦手になっちゃったもんね~」
零次「まぁそれの追試とか課題のせいで書けてないのも理由の一つですね」
先輩「はぁ、で、なんで年末の話なんだ?」
零次「今から書かないと間に合わないと思ったからですよ」
先輩「だからってこのクオリティは・・・・・・」
零次「自分でも酷いと思ってるんだから言わないでください」
蜜柑「この調子だとまた後書きのほうが長くなっちゃうねぇ」
零次「一番筆が乗るんです!」
蜜柑「もうラジオトークでも出せばいいんじゃないかな」
零次「考えの一つにはありますが、こっちではやらないと思います」
先輩「で、『ゆうばる』の進捗状況は?」
零次「修学旅行前からまったく進展なしです!」
先輩「修学旅行っていつだったんだ?」
零次「十一月中旬です!」
先輩「一か月放置してんじゃねーか!」
零次「失敬な!しっかりタブは開いてますよ今も!」
蜜柑「スランプって怖いね」
零次「この程度の話にも三日を要しました」
先輩「お前テストは三日間あったよな?」
零次「そ、そうですね」メソラシ
先輩「お前まさか勉強してなかってことは」
零次「あるはずないじゃないですかー(棒)」ウツロナメ
先輩「そういえば艦これのイベントがあったよな?」
零次「やってませんよ~?大型建造で資材を七万近く消し飛ばして大鳳が迎え入れられなかった事実はありませんよ~。それで資材が四ケタになってヒーヒー言ってませんよ~」
蜜柑「やっぱり零次さんはおかしいよね?」
零次「・・・・・・まぁ多少の自覚はありますよ。一応常識人だとは思っていたのですがね」
先輩「これじゃあしばらくはまた出せそうにないかもな」
蜜柑「それじゃ、みなさん」
先輩「次の話も」
蜜柑「お楽しみに!」