表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

思いつき短編集

Sohool Aut Onrine

作者: 棘田 清棘

思いつきです

そして一度データが消えたので投げやりな部分がありますのでご注意ください

VRMMO

小説好きならだれもが知っているジャンルである

大概素人がこの言葉を聞くと「何それ? SA○のパクリ?」とかなるが、先に言っておこう。S○Oよりも先にVRMMOはあった! ○AOが売れて有名になっただけで昔からあるものだ

この物語はVRMMOをめぐる事件である


愛知県 名古屋市

決して名古屋県ではない。愛知県っていうと名古屋県って聞き返す人がいるが名古屋県などはない

そこのとあるゲーム制作グループ

「おい、まだできないのか!?」

「あとボタンの配置と文字を入れるだけだ」

「呑気に辞書なんて見てる場合か!?」

「そんぐらい中学校の英語でやっただろう」

「あれ、スペルどうだっけな……」

そこでは制作締切前で、あと少しを残すのみだった

そのゲームの名前は『School Out Online』

そして、残りわずかの作業で最も簡単な名前を付ける作業には新人が任されていた

時間がないなか、まだ情報系の国家資格を取ってない新人に任せられるのはそのあたりであった

「終わりました!」

そうして出来上がったゲームが全国で大事件を起こす




とある県ではなく、道に住む青年『千賀右士』年は18の高校3年である

北海道に住む右士は、親が出生届に右のところに人べんを付け忘れ、戸籍もそれに合わせて右になったというたかわいそうな子である

そのことは昔はいじめの対象であったが今現在では自らネタにするほどまで回復した

学校内ではもっぱら突っ込み役として活躍している

友達曰く、右士がいれば安心してぼけられるそうである

右士からすればそんな信頼いらねぇ~という話だが……


今日は待ちに待ったゲームの開始の日である

『School Out Online』舞台は異世界の学校、すべて学校が中心に進んでいく。そして、何よりも大事なのは基本に戻ったゲーム作りである

職業も最初は2種、魔法使い、戦士である

武器は10種、片手剣・盾・長剣・槍・槌・斧・弓・刀・杖・魔法書

最近は色々と増えすぎる傾向にあるのでシンプルなのは逆に珍しい

あまり深くやっていないプレイヤーには機能を持て余すのでこれぐらいがいいだろう


「さて、やるか『ログイン』」


そういうと同時に視界が暗転し、次の瞬間にはオープニングムービーが流れ始める

多数の魔物と闘う姿や、学校の図書館で学ぶ姿が映し出される


そしてタイトル画面が表示される

その名前は『Sohool Aut Onrine』


「違うし!? えっ? これどうやって読めばいいの?」


とりあえずのスペルミスはほっといて

ライトという名前でキャラクターを適当に作り、ログインする


「どういうことだよ」


その声はログインした瞬間に聞こえた


「ログアウトボタンがないぞ? どういうことだ?」

「俺に聞くなよ」

「ここはどこ? 私は誰?」


「最後のそののりは違うし!?」

右士の突っ込みスキルは健在であった


「デスゲーム? ふざけんな」

誰かがそういった

その男はデスゲームじゃないことを証明するといい、フィールドで死ににいったがそのまま街に戻ることはなかった


「もうやだよ……」

右士にとって聞き覚えがある声が聞こえた

振り返ると一人の少女がいた


「もしかして三笠……か?」


「どうして私の名前を……ってその声十賀君?」


「違うし!? 千賀だよ、確かに線を一本消したら十賀になるけども」


「よかった……いつも通りの千賀君だ」


少女の名前は三笠魅音

右士のクラスメイトである


「これ、本当にデスゲームなのかな?」


「みたいだな……」


「千賀君……怖いよ……」


少女はそうやって泣きだす


「大丈夫、三笠は俺が守る」


「ありがとう、千賀君は優しいんだね」


二人は知り合いにあえてほっとし、知り合いと一緒に動いた方が良いということで二人で行動を共にすることになった




そして二時間の時が流れる


『え~、運営の手違いによりログアウトボタンの位置がヘルプメニューの一番下にあります。混乱を招き、誠に申し訳ありませんでした。また、復活地点も隠しダンジョンになっており、正しい場所に転送されませんでした重ねてお詫び申し上げます。補填として、現在ログインされている皆様にそれぞれ1万円分の電子マネーを進呈いたします』


「はっ?」

「えっ?」


そして、メニューからヘルプを押し、ヘルプメニューの一番下を見るとそこにはログアウトボタンが……


右士は三笠に色々恥ずかしいセリフを言ってしまったのを思い出す

三笠も同じように恥ずかしいところを見せてしまったのを思い出し、二人して顔が赤くなる


「えっと……千賀君」

「なんだ? 三笠」

「色々とありがとう。また明日学校でね」


そう言ってあわてるようにログアウトしていった




蛇足だと思うが後日談

運営からの補填が届いた

『千賀佑士様。

 今回は誠に申し訳ありませんでした。

 お詫びとしてこちらを受け取りください

 これからもSchool Out Onlineをよろしくお願いします

                            運営一同』

よく見てもらいたい

確かに最初は人べんをつける予定であったが、実際のところは『佑』ではなく『右』である


「名前違うし!?」


そうして今回の事件は終わったのだった

読んでくれてありがとうございました

感想、評価など待っています

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ