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10人の村人たちが狩猟に行く

10人の村人たちが狩猟に行く場面


朝靄あさもやがまだ谷を覆う頃、村人たちは静かに集まった。10人の男たち。全員、毛皮の装束をまとい、弓矢や槍を手にしている。


「今日は西の森だ」


隊の長であるゴロウが低く言う。彼は村で最も経験豊富な狩人だ。村人たちは無言でうなずき、それぞれの道具を確かめる。


獲物はシカかイノシシか。できれば群れで動く獲物を仕留めたい。村の子供たちや老人たちが飢えないために、今日の狩りは失敗できない。


10人は列をなし、森へと足を踏み入れる。足音を忍ばせ、風向きを気にしながら進む。リーダーの合図一つで、全員が止まり、耳を澄ませる。鳥の鳴き声、風の音、枝が揺れる音。獲物の気配を探る。


突然、先頭を歩く若者が手を上げた。


「何かいる」


全員が息を潜める。狩りの始まりだ。



狩猟の朝


朝日がまだ山の端に隠れ、冷たい霧が森を覆っている。村の広場に、10人の男たちが静かに集まった。全員が毛皮の装束をまとい、弓、槍、短剣を腰に差している。顔つきは真剣だ。


「今日は西の森に入る」


隊の長であるゴロウが低い声で告げる。長年の経験から、今日の風向きと昨夜の獣の足跡を見て、彼は狩場を決めた。


「シカが群れで移動しているはずだ。だが、イノシシもいるかもしれん。奴らは危険だ。仕留め損なえば、こちらが殺される」


ゴロウの言葉に、一同はうなずく。全員、狩りの経験はあるが、村の命運を背負った狩りはいつも緊張を伴う。


「まずは東側に回って、風上に立つ。それから包囲して、追い込む」


若い狩人のシンが弓の弦を確かめながら言った。彼は村で最も腕のいい弓使いだ。彼が獲物の急所を外すことは、まずない。


ゴロウはシンを見てうなずくと、手で合図を出した。


「行くぞ」

森の中へ


10人は静かに森へと足を踏み入れた。枯れ葉の上を歩く音さえ最小限に抑え、風の流れを意識しながら慎重に進む。


先頭を歩くのは若いが目のいいカイ。彼は狩猟の前に何日も森に入り、獣道や足跡を調べていた。突然、彼が手を上げた。


「何かいる」


全員が息を潜める。カイが地面にしゃがみこみ、落ち葉の間を指でなぞる。そこには、まだ新しいシカの足跡。しかも群れだ。


「5頭はいるな。こっちに向かっている」


ゴロウが目を細める。


「ならば計画通りだ。シン、コウタ、ハルは南へ回り込め。ケンジとトモは東だ。俺たちはここで待ち、追い込む」


それぞれが静かにうなずき、素早く散る。葉の影に隠れ、身を低くして配置につく。弓を構え、矢を番える。緊張感が森を満たす。


風がわずかに変わるのを感じた瞬間、枝の向こうでカサリと音がした。


シカの群れが現れた。


狩りの幕が上がる


狩猟中の場面

森の狩猟


カサリ——


枯れ枝を踏む音に、全員の神経が研ぎ澄まされる。木々の隙間から、茶色い影が見えた。シカの群れだ。5頭。


ゴロウがわずかに顎を動かし、合図を出す。弓を持つ者たちが矢を番え、槍を持つ者たちは静かに身構える。まだ、撃たない。


獲物を確実に仕留めるためには、最適な距離まで引き寄せる必要がある。


シカたちは鼻をひくひくと動かしながら慎重に進む。警戒はしているが、逃げるほどではない。風は村人たちの背後から吹いている。匂いは届かない。


——今だ。


ゴロウが拳を握り、素早く振り下ろす。


シュッ——


弓の弦が震え、矢が森の空気を裂いた。


グギィッ!


矢が群れの先頭のシカの首元に突き刺さる。シカが悲鳴を上げ、他の個体が驚いて跳ねる。


「行け!」


ゴロウの声と同時に、茂みの中に潜んでいたハルとコウタが飛び出した。槍を構え、逃げ惑うシカを追い込む。


1頭が右へ逸れた——そこにはケンジとトモが待ち伏せている。


「逃がすな!」


ケンジが地面を蹴って飛び出し、シカの進行方向に槍を突き出す。シカは寸前で方向を変えるが、その先にはトモの放った矢が待っていた。


ズブッ!


「よし!」


矢は脇腹に深く刺さり、シカがバランスを崩す。ケンジがすかさず槍を突き刺し、とどめを刺した。


だが——


別のシカが暴れながらハルの方へ向かって突進してくる。


「ハル、避けろ!」


ゴロウが叫ぶが、ハルは冷静だった。ぎりぎりの距離で身をかわし、槍を逆手に持ち替えると、横腹に突き立てた。


バタンッ。


シカが地面に倒れる。息を荒げながらも、ハルはしっかりと槍を握っていた。


静寂が戻る。


森に響くのは、獲物が最後に漏らすかすかな息遣いと、村人たちの荒い呼吸だけだった。


「…終わったな」


ゴロウが槍を地面につきながら言った。


村人たちは互いに目を合わせ、頷き合う。今日は十分な成果だ。


これで村に食料を持ち帰れる。


「さあ、運ぶぞ」


村人たちはシカの亡骸に手をかけ、森の出口へと歩き出した。

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