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里山ダンジョン投資制度をめぐるドラマ

投資者は、資金だけでなく人材も送り込む義務がある。


派遣人員は現場協力し、貢献ポイントを稼ぐことで

 → 投資資金の増額 or 信用ランクUPが得られる


ポイントの配分は:

 資金 50% / 協力貢献 50%


不正・偽装報告・成果水増しが発覚すれば:

ポイント剥奪・信用抹消・投資資格の永久停止

里山ダンジョン投資制度をめぐるドラマ

―「金か、信用か」揺れる投資者たちの物語 ―

制度の概要(舞台背景)


投資者は、資金だけでなく人材も送り込む義務がある。


派遣人員は現場協力し、貢献ポイントを稼ぐことで

 → 投資資金の増額 or 信用ランクUPが得られる


ポイントの配分は:

 資金 50% / 協力貢献 50%


不正・偽装報告・成果水増しが発覚すれば:

ポイント剥奪・信用抹消・投資資格の永久停止

登場人物


ミナト:大手投資グループの若手担当。誠実だがプレッシャーに弱い。


アスカ:派遣された調整員。現場志向で正義感が強い。


コバヤシ:他社のベテラン投資家。過去に一度ポイント剥奪された過去あり。


ショウ:制度設計者。常に静かに“見ている”。


Episode 1:割れ始めた価値観


ミナトは、数字だけを追う本社の指示を受け、

アスカにこう告げた。


「現場の成果報告、もう少し“見栄え良く”できないかな。

要するに、“やったことにする”って感じで」


アスカは一瞬言葉を失う。


「私たちは、信用を“金に換える”仕事じゃなく、

金を“信用に変える”制度のはずでしょう?」


ミナトは苦笑しながら言う。


「本社は“結果”しか見ないんだよ。

あとちょっとだけ、上手く見せよう」


その報告は、初期的な不正の“グレー領域”だった。

Episode 2:ポイント操作の代償


一方、他の投資者・コバヤシは、

過去の減点経験から徹底して“ポイント操作なし”を貫いていた。


「派遣した奴が無能でも、そのまま記録に残す。

嘘をつかない。それがいちばん、長く生き残る方法だ」


周囲からは「昔やらかしたせいで臆病になっただけ」と囁かれていた。

だが彼の元に届いたのは――評価再開通知。


システムは見ていた。

減点後の誠実な回復行動を、独自ロジックで加点していたのだ。

Episode 3:内部告発と崩壊


アスカはついに、ミナトの「数字ごまかし」指示の録音を提出する。

彼女は迷った末、契約上の義務として、ダンジョン管理委員会へ内部通報。


結果――


ミナトの投資枠:凍結


投資グループの信用ランク:一時剥奪


本社はアスカに「裏切り者」と圧力をかける


だが、ショウは静かにこう言った。


「君の信用ポイントは“数字では測れないレベル”で加算されている。

世界は、正しく使われた信頼の記録を忘れない」


Episode 4:変わり始めた空気


ミナトは失意の中、本社から外され、現場の警備班に配属される。

かつて「数字だけの人間」だった彼は、初めて汗を流して作業に参加する。


アスカと再会したとき、彼は静かに言った。


「やってみて分かった。

“信用って、時間と一緒に積もるんだな”って」


アスカは微笑む。


「“見栄え”だけじゃ、守れないからね」


最後に:ショウの記録より


「この制度は、“何を得るか”より、“何に関わったか”を評価するためにある。

嘘や操作は、いずれ信用の“構造”そのものを崩す。


だが、正直に関わった者には、“世界が残す記録”がある。

それは、数字より強い。」


補足:制度の真意


単なる投資でなく、信用と協力の“共同体型評価”


契約は冷たいが、構造は誠実に設計されている


嘘は通用しないが、リカバリーは可能

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