第5話
俺は脱衣所まで着てやっと気づいた。
このまま入って良いのかと・・・
「えぇい!!」
俺は意を決して服を脱いぎ、裸になった。
俺が変わってから同じ服装だったので、
下には下着だけだ。
ブラなんてものはしていない。
だから服を脱ぐとパンツ一丁なのだ。
(これは俺の体、これは俺の体。)
俺は自己暗示をかけながら、風呂場へと入っていった。
俺はなるべく自分の体を見ないようにしながら、
体と髪を洗った。
そして浴槽に入り、胸の重みが消えて楽になり、
一息入れたところで、
風呂場の外で、何やら物音がした。
誰かと思い扉を少しだけ開け見てみたら、おふくろだった。
するとおふくろは、
「貴ちゃん下着とパジャマここにおいて置くからね。」
そういうとおふくろも服を脱ぎだした。
「おふくろ、何で脱ぎだしてんだ?」
「決まってるじゃない。貴ちゃんとお風呂に入るためよ。」
「何でだよ。一人で入れよ!!」
「いやだ!!」
話しながらもおふくろは服と下着を脱ぎ、風呂場へ入ってきた。
俺は久しぶりにおふくろの裸を見た。
おふくろは実年齢40歳にもかかわらず
20代に見えるほど若い。(童顔という?)
またまた言うと、体は
「ロリ体系っっっっっ」
そこまで言うと殴られた。
「貴ちゃん、あなたには教育が必要そうね。」
おふくろは、俺に有無を言わさない様な剣幕で言ってきた。
俺は反対の仕様が無く
「は、はい!!
と、ところで、ど、どんな教育でしょうか?」
「あなたを女の子らしくするための教育よ。」
「今のままだと?だめ?」
俺が知りうる女の子の必殺技《上目使い》を実行してみることにした。
「う、だ、だめ!!」
だが、女には効かなかったようだ。
逆に、おふくろを活気付けてしまったようだ。
「貴ちゃん。そんなことが出来るんだから、
女の子の服装や、しゃべり方ぐらい出来るわよね?」
「う・・・」
俺は返す言葉に詰まってしまった。
実質、俺は女の子のしゃべり方ぐらい知っているし、真似も出来ないことはない。
それはある女が関係しているが今は関係ないのでおいておこう。
「出来るんでしょう?」
おふくろがまた、有無を言わさないような剣幕で迫ってきた。
「は、はい。出来ます。」
俺は正直に答えた。
「なら、それを実行しなさい。」
俺は、逆らうことが出来ず、男を捨て、いわれた通りに女言葉でしゃべった。
「それじゃぁ私はこれで上がるわ。」
俺はその場から逃げるように風呂から出た。
そして脱衣所に置かれていた、
下着を見ると、ブラは無く、ショーツとシャツだった。
俺はそれを男を捨て、それとパジャマを着用した。
そして俺の部屋へと一直線にかけていった。
俺は部屋に着くなり驚いた。
ハンガーには元々かかっていた、高校の制服が女子用になっていた。
ただし、夏用の制服は、上は男女同一で下だけがズボンとスカートと違うだけである。
俺は気になり、クローゼットの中も見てみた。
そこには・・・俺の服ではなく女が着る様な、ワンピースやその他もろもろの服が
いっぱい詰め込まれていた。
「・・・」
俺はもぅ返す言葉がなくなっていた。
この時、俺は思い出した。
親父からのメールで
『服は家に届いてある。』と書いてあったのを思い出した。
(こういうことだったのか・・・)
俺は、ジーパンなどの男女同じようなもので着れるものを探したが、見つからなかった。
俺は諦め、ベッドに横になった、
そして考えた、
「俺はこれから、どうなるんだろう。」
だがその答えは浮かばなかった。
そして今日の疲れがきたのか眠くなってきたので、
俺は、眠りについた。
45分ほどで白紙の状態から書き上げました^^。
誤字脱字が多いかも知れませんが・・・
これから進展さしていく予定です。