第4話
帰りの道は特に知り合いにも会うことなく、家にたどり着いた。
普通の二階建ての一軒屋だ。
ドアを開けようとすると、そのドアは開いていた。
俺は家を出るときにしかっりと戸締りを確認したはずだ。
そして結論にたどり着いた。
「泥棒か!!」
俺は、静かに家の中に入った。
玄関の横の応接間には誰もいなかった。
どんどん奥に進んで行き、台所まで来た。
そこから、明かりがもれている。
「そこか!!」
俺は、中にいるだろう人に向かって言った。
すると中から俺の知っている人が出てきた。
「あなたは誰?」
「お、おふくろ?」
「私は、あなたみたいな子産んだ覚えはありませんが?
どちらさまですか?
正直に答えないと警察呼びますよ。」
おふくろは携帯を片手に言ってきた。
「俺だよ。俺、高志だよ。」
おふくろは携帯を開き、
「正直に言いなさい!!」
「あぁ、もぅめんどくさい!!」
俺は、今日あった出来事を、話した。
すると親父のせいと言うと、おふくろも信じた。
「そうだったの。高志あんたも大変ねぇ〜」
「そう思うなら助けてくれよ。」
「無理よ。
私はね。本当は娘がほしかったの〜」
それを聞いたとたん俺はズッコタ
「それが変わってしまった息子に対する言葉か!!」
「まぁ良いじゃないのよ。」
「ところでおふくろは何で帰ってきているんだよ。」
「旅にあきたのよ。」
俺は本日、二回 ズコッケた。
「おいおい。」
「まぁ良いじゃないのよ。
それよりもご飯にするわよ。」
「へいへい」
今気がついたが俺とおふくろは順応力がもの凄く高いのではないかと・・・
食事の途中、何処に行っていたのかをおふくろに聞いたら
「ハワイよ。」
ととっても有名な観光地の名前が出てきた。
俺たちは元々話すほうではない、だから食事の話したのはこれだけだった。
食事も終わり、俺はテレビを見ていた。
するとおふくろが
「高志。そういえば女の子になったのよね。
じゃぁ女の子の名前何にする?」
そういえば学校に行くのにこのままの名前だとまずいかもしれない。
「あぁそうだな。。。」
俺はしばし考え
「《貴子》なんかどうだ?
よくある名前だろ?」
「そうね。それにしましょう。」
「それじゃぁ貴子ちゃんお風呂はいちゃって」
俺はそのとき何も考えずに答えていた。
「は〜い。」
またまた短いです。。。
更新が遅い上に、短い。。。
最悪ですね(・o・|||)