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痛みがない世界、ファストフィリア

評価して頂いて、ありがとうございました。もっと頑張ります。


話を進める前に、ロリキャラを紹介したいと思います。自分のイメージには最強にはロリがつくものです。(とある一方通行さんやあの世のザラキさんを参考)

まあ、別に主人公を最強にする予定はありませんので、やはりいいです。

ファストフィリアにやってきた桜ヶ丘高校の一行、その中に生徒でも教師でもない小さな少女がいた。山下紗綾(やましたさや)。小学校1年生である彼女は兄と姉が通っている桜ヶ丘高校によく遊んできた。地震が起きたときもたまたま彼女が遊んできた日だった。その事件に巻き込まれた彼女もまた兄と姉と一緒にファストフィリアにやってきて、今までの出来事を見ていた。


「きょうちゃん…」


紗綾はきょうちゃん、富士村強一(ふじむらきょういち)のことを心配していた。とある事情で紗綾は富士村と親しくなって、彼を好んでいた。だから、大半の生徒が彼のことを恐怖とその一部が敵意で見ていた時に彼女はいても立ってもいられなかった。すぐにでも彼の下に走りたかった。が、紗綾の兄と姉、山下幸二(やましたこうじ)山下楓(やましたかえで)は彼女を止めた。


「待って紗綾ちゃん!」

「おねえちゃん!でも…!」

「落ち着け、紗綾。大丈夫だ。」

「おにいちゃん…」

「あの人は別に一人わけじゃないからな。」


紗綾の兄、幸二の言った通り、三人、いや四人が富士村の味方にした。富士村の代わりに彼をばかにした生徒を対応しようとした原田仁(はらだじん)、だがそれが富士村の都合にとって悪い方向に運ぶとわかって原田を止めた寺島樹(てらじまいつき)、富士村の目的を理解して彼の言葉をフォローした谷川風華(たにがわふうか)、そして、彼らの連携を最大に活かして、桜ヶ丘高校の人間たちの安全のためにこちら側に利が出るように異世界の人間との話を進めようとした桜木彩芽(さくらぎあやめ)校長。

生徒の四人は三年生になって始めて一緒のクラスになったが一年生の時から知り合った。そしてその四人は桜木校長を尊敬していて、桜木校長も四人のことをよく頼りにしていた。噂では富士村と原田は中学の時代から桜木校長と因果があって彼女がいる桜ヶ丘高校に入ったという。


「それでは、今度はこちらの要望を言う。」


生徒たちが静かになったと確認して、その五人はもう前を向いて先に進んだ。それを見た紗綾はホッとした。が、幸二は特に富士村を見て、羨ましかったように、悔しがったように、少し辛い顔をした。そして、とても小さい声で呟いた。


「目的のためなら何でもやって、それが達成したらすぐその先に進む。振り返りもせずに。異世界に来てもそれが相変わらず、か。」


山下兄妹の思いが外に晒すことがないまま、桜ヶ丘高校の代表である桜木校長とヴァージニア教国の代表であるマリアム大司祭の話が進んだ。


「私たちは元の世界に帰りたい。本来、これは私たちを呼び出したサモンに聞くことですが、彼が消えてしまった今貴方しか聞くあてがない。私たちが元の世界に帰る方法はあるのかね?」

「…あります。別世界の道を開けるのは召喚士だけですが、サモン殿の他に何人の召喚士がいます。ただ、彼らはまだ若く、まだサモン殿の力に及びません。サモン殿ですら貴方達を召喚するためにHPとMPを使い切ってしまいました。彼らに貴方達の帰還の道をさせれば…」

「彼らもサモンと同じ消えると?」

「はい。それにレベルもサモン殿に比べて低いので、失敗の可能性も高いかと。」

「…能力を使うためにHPとMPが必要なのはわかった。その2つは一体何を表示するんだぃ?」

「HPは生命力でMPは精神力です。普通は能力(スキル)を使うのにMPだけが消耗するが、特定の能力(スキル)はHPも喰います。」

「生命力だと?つまりそのHPがある限り貴方たちは死なないということなのかい?」

「はい。しかし、私達は不死不老ではありません。レベルが上がるとHPもMPも上がりますが、そうでなくても、それぞれは違いますが、一定の年齢まで上がり続けます。その一定の年齢を過ぎれば、今度は逆に下がり続けます。HPが0になったら、それがその人の時になります。」

「…HPが下がる要因は他にあるのかい?」

「はい。先程に言ったが特定の能力(スキル)を使う時や攻撃を受けた時、病気や状態異常になった時などです。ただ、年齢という自然な要因以外の減点は0にならない限り永続ではなく、回復できます。」

「それは…」

「すいません。」


桜木校長とマリアム大司祭の話に新しい声入った。桜木校長の後ろにいた原田であった。


「急に話に入ってて悪ぃ。自分は桜ヶ丘高校三年C組の原田仁ッス。その説明にちっと引っかかったことがあるッス。オレ、ここに来て転んで地面にあたったことがあるッス。そん時に、なんと言うか、あたった手応えがなかったッス。」

「「?」」

「えっと、つまり、痛みがなかったッス。」

「!!本当か、原田!?」

「ウッス。間違いねぇッス。」

「よくわかりませんが、イタミというのは攻撃を受けたときとかに感じる感覚なのですか?」

「?…ええ、そうですが。」


何を当たり前のことを、と桜木校長は思ったがその時から、いや、原田が引っかかったと言っていたように、説明を聞いていた時から彼女はずっとイヤな予感をしていた。そしてその予感は命中であった。


「ファストフィリアではそういのはありません。神のご加護で、楽に生きるためには必要ありませんから。」

「マジか…」

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