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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第三章 新生活と弟子編
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85 実技訓練

「という訳で、新しく仲間になったレイラです。皆、仲良くしてあげてね」


「いや、何がという訳なんだよ…」


「先生。その子、領主様の娘…ですよね?」



レイラが私の弟子というか生徒になるという事で皆に紹介したわけだが、説明が面倒だ。



「そうだよ。レイラは魔力が少なくてね。魔法が使えないんだ。で、君たちと一緒に訓練をする事になった」


「そうなのか…。まっ、よろしくな!」


「馬鹿!相手は貴族よ!よろしくお願いしますでしょ!?」


「いえ、貴族と言っても娘ですし、兄もいるので家督を継ぐ事も多分無いと思いますので、言葉遣いは気にしないでください。それに、これから一緒に学ぶ仲間ですし、リアさんの生徒ということなら皆さんの方が先輩ですから」


「私も貴族だからって贔屓するつもりは無いから、皆も気にしないで良いよ。権力振りかざすようならジェイクの所に送り返すから」



あくまで皆平等に教えるつもりだ。ある意味、特化型と言えなくもない教え方はするけど、基礎は教えるつもりだからね。



「とりあえず授業を始めようか。レイラもいるし、おさらいって事で戦闘において、私が大事だと思ってる事を3つ教えたけど覚えてる人?」


「アレだろ?ステータス…と…」


「ハイル、いつも寝てるもんね…」



グースよ、もっと言ってやって。まぁ私も言うんだけど。ハイルが悩んでいるとエリンが手を挙げた。



「ステータスとスキルと観察眼です!」


「うん。エリン正解。と言ってもあくまで私が大事だって思ってるだけで、他の人も同じとは限らないからね」


「うーん…」


「ん?ハイル、どうしたの?」


「いや、先生の言う事だけどさ。ステータスってのは腕力とか魔力とか基本的な力なんだろ?それが高かったら他のやつ要らないんじゃない?」


「そうだね…。ちょっと庭に出てみせようか」



そういって皆を連れて外に出た。庭のある一画に案内する。



「すげー!なにここ!?」


「実技訓練用に庭を改造したんだ。はい、ハイル」



ハイルに一本の剣を渡す。特に特徴もスキルも無い剣だ。



「なに?くれんの!?」


「授業の続き。今から私に攻撃を当ててみて。もし当てられたら、もっと凄い剣をあげるよ」



そう言ってハイルに向かい合う。エリンに合図をお願いして、訓練を開始する。



「おりゃあぁぁ!」



突撃してきた。私に攻撃を当てる事が目的とは言え、真正面から来過ぎかな?振り下ろされる剣を躱して、ハイルの背後をとる。その後も何度か同じようなやり取りをして、ハイルの体力が尽きた。



「何度も突っ込んでくる根性は大したものだけど、全然ダメ。力を入れようと振る直前に踏ん張る癖がついてるから、タイミングが簡単に掴めるよ。あと、狙ってる所を見過ぎだね」



まぁ昔、武器を使い始めた頃に私も同じこと言われたんだけどね。意外に難しいんだよね。武器によっては扱いも変わるから一概に言えないんだけどね。

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