表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第三章 新生活と弟子編
70/150

68 買ってしまった

なんで吸血鬼が捕まっているのか疑問に思い、バルザックさんに聞いてみた。



「バルザックさん、あの2人は?」


「あの2人ですか…。先程説明した流れてきた者たちなのですが、どこかの貴族が女の子の方を捕まえようとして抵抗した結果、奴隷になったらしいです。女の子の方も捕まった際にその方に噛みついたらしくて、貴族の方が怒り、不敬罪で奴隷にした。という事らしいです」


「そんなの良く引き受けたね」


「話が本当なら特に罪もありません。とはいえ、貴族様が不敬罪だと奴隷に墜とした者を勝手に開放する訳にもいかず…。で、うちで引き取ったのですよ」


「バルザックさんお人よしでしょ?商人としてどうなの?」


「ははは、お厳しい。同じことをアマンダさんにも言われましたが、元々奴隷商になったのは冒険者時代に奴隷たちの扱いを見てきたからなんですよ。奴隷なんて道具と変わらない扱いを受けていましたからね。敵が現れれば前に出され囮にされ、酷い者は自分が逃げるのに動けないように命令して置いて行く者もいた程です。中には何も落ち度が無いのに奴隷になった者もいるというのに…。それで、怪我を機に冒険者を引退して奴隷商になったんですよ」



なるほど。奴隷の扱いはそんなに酷いもんなのか。ラノベとかでは奴隷に最低限の生活をさせる義務とかがあるものもあるが、この世界はそうでも無いらしい。



「ちなみにあの2人いくら?」


「そうですね。まだ入ったばかりで明確な値段を決めてないのですよ。男の方は金貨1枚、女の子の方は金貨3枚で買いましたがね」



日本円で約10万と30万。人間1人の値段としてはかなり安く感じてしまう。が、この世界は物価も安いが、賃金も精々日給5000円~6000円くらいで貯金も厳しいくらいだ。なんせ領主に税金払わないといけないし。



「じゃあ2人セットで金貨10枚でどう?」


「多すぎですよ。そうですね…。早めに売れるのであれば食費などもかからなくなりますし、金貨7枚でいかがでしょう?」



売り手側から値下げなんて普通しないでしょ。この人、ほんとお人よしだわ。一応、商売は成功してるから街一番の大きさの奴隷商なんて出来てるんだろうけど…。今回の件も多分、利益は出てるんだろうし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ