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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第二章 海業都市編
48/150

46 考察

玉藻のお陰で多少スッキリできたし、目的も達成したので冒険者ギルドを後にして街の探索を開始した。



「しかしワイバーン程度を倒せて強者とは…。人間は弱くなったものじゃのぅ。昔はその程度、掃いて捨てるほどおったじゃろ?」


「普通に考えて、私達との違いが原因だね。私達プレイヤーは死に戻りって言って、死んでも別の場所で生き返るんだ。一定時間の制限はあるけどね。でもこの世界に生きていれば恐らく死ねば終わり…。つまり無茶なレベル上げは出来ないんだよ」



強いモンスターは基本的に獲得経験値が多い。安定した狩りも良いが、1体狩るだけで多くの経験値が貰える場合もある。その為プレイヤーは効率的に狩りが出来る場所を探す。1体、2体倒すだけで数時間適正レベルのモンスターを狩るのと同等の経験値が得られるような場所もあった。

しかし、ここではそれは出来ない。死んだら終わりなのだから、同等もしくは格下相手の狩りがメインだろう。しかも安全の為にパーティを組めば経験値は分散される。



「なるほどのぅ…。つまりリアも何度も死んでは蘇生を繰り返した訳か…」


「最初のうちはね。中盤くらいは魔法で全部吹き飛ばしてたから死ぬことなんてそう無かったよ。玉藻とやった時は死にかけたけど」


「儂もあそこまでやられるとは思っておらんかったな。魔法でダメージを入れられたのなんていつぶりだったかの?しかも、それほどの魔法の腕をしておきながら武器の扱いも無手の戦闘も1流とか反則じゃろ…」


「ただでさえ魔法耐性高いのに8本の尻尾での全方位防御と連続攻撃もたいがいだよ。1回攻撃入れるのにどれだけMP使ってたと思ってんの?」



全方位に魔法を展開して尻尾を誘導してから、接近して攻撃しなければまともに当たりもしなかった上に迎撃の終わった尻尾が攻撃に参加してくる。タイミングがずれれば攻撃出来ずに自分だけダメージを食らった。離れれば魔法も飛んでくる。しかも、威力を落とした魔法はダメージが無いレベルだと反応もしない。その為、かなり威力を上げた魔法を囮に使う必要があった。



「まぁそんな訳で私達はこの世界においてはかなり上位の実力を持ってる。そうなると権力者たちは利用しようと近付いてくる。しかも、下手に迎撃すればこっちが犯罪者になる可能性もあるからね。あんまり目立たないようにね」


「別に犯罪者になって追われた所で問題ないじゃろ?」


「面倒だって言ってるの。それに追われる身になったら街にも入れないから食事は自給自足だよ」


「うむ。それはいかんの。気を付けるとするのじゃ」



随分あっさりと納得した。マリーナについてきて街の食べ物が気に入ったようだ。別に食べなくても良いだろうに…

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