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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第二章 海業都市編
42/150

40 痕跡

数分もしない内に目的の場所に到着した。そこは海に突き出るように切り立った崖の上である。



「…やっぱり…コレは…」



雑草が生い茂り、緑に包まれたソコにあったのは灯台の残骸(・・・・・)だった。街を挟み反対側に大きな灯台があって気にしてなかったココは、ゲーム時代にあった街に灯台があった場所だった。しかし今あるのは大きく崩れて2m程までしか残っていない灯台の残骸だけだ。しかも全体的に苔むしていて、かなりの間、人が来ていない事が分かる。



「どういう事?私が最後に来たのは2,3ヵ月前だったはずなのに…」



どれだけの期間があればこんな事になるのかなんて分からないが、たった数か月程度ではない事ぐらいは分かる。もしかしたらゲーム内に来ただけではなく、かなりの年月が経っているのかも知れない。それならば自分が知らない地名や国名ばかりなのも分かる。地球でも中国だって教科書で習う範囲でだけでも明だの清だのといくつかの名前がある。何らかの理由で名前が変わる事は十分にあり得る。



「調べる必要がありそうだね…」



もしかしたらこっちに来た時に時間のずれがあったのかも知れない。それなら元プレイヤーも場所だけでなく時間もバラバラな可能性が出てくる。



「楽なのは王都とか大きな街…、出来れば図書館ね。国の歴史について書かれた物なら何か分かるかも知れない」



とりあえずこれからの大きな目標が出来た。今までなんとなく暮らしてきたが、これからはこの世界について調べるとしよう。



「とりあえず深海鉱石の採れた洞窟でも行ってみようかな…」



深海鉱石は水属性の鉱石という事もあり、水属性の魔法の強化や水属性の攻撃への耐性などが高い武具が作れた。今となっては武具としては必要ないが、魔導具関係なら使い道は多いだろう。

もしかしたら魚の運搬の問題も解決出来るかも知れない。



「さて、残ってれば良いんだけど…」



ゲームが現実になった以上、時間が経てば回復するような事は無い。かなりの年月が経っているとして採り尽くされている可能性もある。それどころか洞窟が崩落なので無くなっている可能性すら存在する。

新たな目標を頭の片隅に追いやって、鉱石と洞窟が残っている事を期待して歩き始めた。

ありきたり!そして突然の設定の追加!自分で面倒を増やしてしまった…

国とか人とか名前考えるの面倒ですよね(笑)

同じ名前とか似た名前とかすでに使ってたり…。話の流れみたいなもので同じ名前で共感が、みたいならともかく…

とりあえず1週間滞在予定とか言いながら、しばらくマリーナ編です。マルセアでは『あれから数日…』とか使ってましたが、それやるとマリーナに1ヵ月くらい滞在してそうです(笑)

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