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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第一章 新世界編
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01 森の外を目指して

街か村辺りを探す為に、まずは街道に出ようと森の中を彷徨(さまよ)っていた。暇つぶしにメニューを開き、色々と確認していく。



「無くなっているのは…、マップ、設定、装備、アイテムも素材系が無くなってるか…。お金も表示されてない…」



アイテムボックス内には武器などの装備品や道具類はあるもののモンスターの毛皮や牙などの素材系アイテムが無くなっていた。指輪などの装備品を外した所、ステータスが変化する為、効果はある。



「あれ?逆に制限無くなってるんじゃね?」



装飾品装備は右手、左手、首の3つしか付けられない。試しに指輪を付けなおし、ブレスレットを付けた。ステータスを確認すると装備分上がっている。



「システムに変更を加えたせいで、ここまでバグってんのかな?にしても、ひどすぎるか…。となると、サーバーに負荷でもかかってんのかな?」



アクセスが集中するとサーバーに負荷がかかり、ログイン出来ない事はあるがこんな変な不具合は聞いた事が無い。とはいえ、世界初のVRゲームな訳だし他のゲームと同様なのかも分からない。色々考えながら歩いていると、パッシブにしていた探知に反応があった。



(数は3…。モンスターは…狼か)



狼系のモンスターはそこまで強い訳では無い。基本的には爪と牙での攻撃だしステータス的にも低い。ただ、群れを作り行動するタイプで大体10匹前後でいる事が多い。



(とりあえず、サクッと倒しておきますか…)



風の刃を作り出し、狼たちに向けて飛ばした。狼たちの首にあたり無事に討伐出来た。



「は?」



無事に討伐は出来たが、飛ばした風の刃がそのまま奥の木に当たり数本切り倒してしまった。確かに素材採取の為に伐採する事はあったが、基本的にその辺の木は破壊不能だった。伐採用の木か一部のボスのエリアに生えている木だけが倒すことが出来た。



「どういう事?それに…」



狼である。首をちょん切られて絶命した狼たちはそのまま残っている。普段であれば死体は消え、ドロップ品に変わる。それに妙に生々しい。気持ち悪さを抑えながら、狼の死体をアイテムボックスに収納した。



「良かった…。新しく入れた分は残るみたいね」



アイテムボックスには、ウルフ[未解体]と表示されている。未解体ということは解体が必要だが持ち運ぶ必要は無いので、解体を覚えるか出来る人に頼めば良い。疑問は残るがとりあえず進むことにした。

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