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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第五章 魔王編
146/150

143 現状

教会の象徴をマリーに、名前を白聖教を名乗る事にした。あとでマリーの石像を作って置いとこう。



「そういやリリア、ここに居て良いの?魔王軍が動き出したんなら、他の所でも魔物が集まってるんじゃない?」


「それなのですが、他の所に大規模に集まっているという情報が無いんです。上層部は前回のアレは、魔族内でもかなりの量を集めたのではないかと予測しています。確かに他の所でも散発的に魔物の襲撃は報告が上がっていますが、冒険者や領軍で対応できる程度の様です」


「随分、楽観的だねぇ。それで、魔王に動きは無いの?」



ゲームであれば魔王は城で待っているものだが、出てきて直接という事もあるだろう。アレが他に影響を及ぼすレベルなら出てきてもおかしく無いが…



「魔王が動いたという報告はどこからも上がってませんね。とはいえ、魔王相手にどれだけ正確な情報か分かりませんが…」


「そう…。1つお願いがあるんだけど」


「何でしょう?」


「アンデット関係の報告があったら教えて。冒険者ギルドでも探してみるけど、アンデットなら教会の管轄でしょ?」


「それは構いませんが…。何かあるんですか?」


「私の知り合いが死霊術で操られててね。はっきり言って、あのレベルになると対処出来ないと思う。それと個人的にムカつくから」


「リア様の知り合いですか…。確かにそれだと、我々では対処出来ないかも知れません。分かりました。個人的に報告を洗ってみます」


「私も手伝いますよ。他の方は細々とした対処で手一杯でしょうし」


「助かるよ」


「それでは私もこの教会で!」


「それは魔王関連のゴタゴタが終わったらね」



この教会で働くのに聖光教を辞められたら、意味が無いだろうに…

とりあえず、これで死霊術師は良いだろう。情報が無いから、どうしても後手にまわるのが気になるが仕方ない。


その後、教会を出てマリー像を魔法で作成。教会内の台座に設置した。またもレイノールドが祈りを捧げていたが、もうどうでも良いや。

更に一旦家に帰って、教会用に魔導具を複数作った。これで教会内は恐らくこの世界有数の安全地帯になった事だろう。

あとは適当に地下をノームと掘っとけば終了だ。

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