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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第五章 魔王編
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142 新たな教会の象徴

掃除中だったベネッサを呼び、聖光教を辞める気はあるか確認してみた。



「分かりました。恩人のリアさんが言うのなら…。リリア様、子供たちの事をお願い出来ますか?」


「へ?」



ん?あれ?何か方向性違くない?



「あー、ごめん。ベネッサ追い出すつもりじゃないからね?」


「え?でも、聖光教を辞めると…」


「うん。この教会を…まぁ、個人所有みたいな形にしようと思ってね。聖光教の傘下に入らずに。それで、ここで働いてくれるんなら、聖光教を辞める必要があるでしょ?聖光教の教会じゃなくなるんだし」


「それででしたか…。てっきり何か失礼な事でもしたのかと思いました」


「子供たち4人も養ってきて、怪我の治療とかもやってる様な人をクビにしたら罰が当たるよ」


「今ではマリーの方が回復魔法は上ですけどね。それで、聖光教を抜けるとして、ここは何教の教会になるのでしょうか?」



…考えて無かったな。というか、この世界の神様って全然知らないんだけど?

無難に創造神とか豊穣神あたりか?けど、どっちにしろどんな見た目かも分からないな。



「マリーにするか…」


「マリーですか?確かに回復魔法の腕は良くなってますが…」


「あ、そっちじゃなくて白聖って呼ばれてた知り合いがいてね。正直、回復や防御に関しては私より上だったし。名前もマリーを称える『白聖教』とか」


「白聖…マリー…。リア様、もしや白の聖女様の事でしょうか?」


「ん?知ってるの?」



1000年前の人物の事を知ってるのか?いや、あの人の力なら教会関係が知っててもおかしくは無いか。

実力は私と同等だった。攻撃に重きを置いた私の魔法は、マリーの防御をまともに突破出来ないし、少し通った所で回復される。防御に重きを置いたマリーの魔法は私にまともなダメージを与えられない。そんな感じで拮抗していた。総MP量の関係で私に分があったが…



「英雄期に活躍された聖女様です。教会の者達を率いて、数々の戦場で民を守り癒したと文献が残っています。瀕死で助からないと思われた者すら一瞬で癒したと…。今の聖女たちも、元はと言えばマリー様の活躍を称えての事だと聞いています」


「多分、その人だわ。あの人、回復と防御はずば抜けてたから」



当時、初級のただの『ヒール』でHP10万を超えていた私のHPを1割も回復させたぐらいだからね。今の私でもただのヒールでは、そこまで回復しない。職業補正もあるが、装備品も防御や回復に特化させてたぐらいの徹底ぶりだ。

私の魔法も初級ぐらいならステータスだけで防げたんじゃないだろうか?わざわざくらうような真似はしなかったけど。

毎日の更新に疲れてきました。

というのは半分嘘でネタが無くなってきました。

ちょっと更新頻度を下げようかなと思っています。なるべく毎日更新しようとは思いますが、ちょくちょく抜けると思います。

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