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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第五章 魔王編
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137 正式に…

子供たちも手伝ってくれた事から、田植えは1日で終わった。元々、個人用に買った物だし、そこまで広い田んぼを造った訳でもない。まぁ購入した土地は田んぼの3倍くらいはあるが…

召喚獣に頼み、すぐに成長させようかとも思ったが、栄養不足とかになりそうだからやめた。あとは収穫後の脱穀やら精米だが、まあなんとかなるだろう。



「リア様。お客様がいらしております」


「珍しいね」



今まで誰かが訪ねてきたなんて事は数える程度しかない。



「応接室にてお待ち頂いております」



こんな家を訪ねるようなのってどんな人だ?セバスが名前を言わなかったって事は知り合いでは無いんだろうが…

応接室のドアを開けると、知らない男がソファに座り紅茶を飲んでいる。服的に聖職者っぽいけど。



「どうも。家主のリアです」


「おお、あなたが…。お初にお目にかかります。私、フェリレアス聖国で聖光教の総大司教をしております。レイノールド・ラフェステリアと申します」


「総大司教ってのを初めて聞いたんだけど、幹部とかみたいなもの?」


「まぁ、そんな所です。立場としては教皇の次に高いと思って頂ければわかりやすいかと」



教皇の次って実質No.2じゃん!何でそんなお偉いさんが?



「今回お邪魔いたしましたのは、この街の教会についてです。リリア様からお話を伺いまして、こうしてこちらに来させていただきました」


「それって領主と話す事でしょ?」


「ええ。領主様からは許可は頂いております。ただ、こちらの教会はあなたが個人的に建てたものだから、許可はこちらで貰う様にと…」


「…何の許可?」


「あなたが建てた教会を我々、聖光教で使わせていただきたい」



まぁ、普通に考えればそうだよね。建て直すにしても、建設費、材料費、人件費、資材の運搬に護衛の費用と色々お金もかかるし。

とはいえ、ベネッサや子供たちが住んでるし、私の一存って訳にもいかないかな。ていうか、リリアは何でこんな大事な事を言って無いんだ。人を寄こすなら、一言言っといてよ。



「あそこに住んでる人もいるし、とりあえず教会で話さない?」


「ええ、構いませんよ」



こうして総大司教と共に教会に行くことにした。

そういや神像無いけど、どうすれば良いんだろ?いや、多分確認ぐらいはしてるし、手配してるか。私が用意しても良いんだけど、見た事無いから再現できないしな。

放置していた教会が、遂に…

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