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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第四章 王都と勇者編
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109 模擬戦の誘い

「あれ?リアちゃん?」



王様と騎士団の訓練を眺めていると、声をかけられた。ダンジョンであった4人組。つまりは勇者一行である。



「彩音だよ。ダンジョンで会ったの覚えてる?」


「覚えてるよ。そもそも会ったのって一昨日の夜だよ?」


「ああ、そうなんだ。ダンジョンの中って時間分からないんだよね…」


「その辺は感覚で覚えるしか無いよ」


「で、何で国王と一緒にいるんだ?」



今かよ…。普通は王様の方に目が行くでしょ。なんで私なのよ?



「なに、優秀な冒険者がいると聞いてな。ちょうど王都にいると言う事で来て貰ったのだ」



王様ナイス!それで通そう!



「ダンジョンから帰ったらお迎えが来ててね。さっき謁見が終わって、案内してくれてるんだ」


「何故、国王自ら?」


「私が個人的に気にいったのでな。私自ら案内しているのだ」


「そうでしたか」


「優秀な冒険者って事は強いんだよね?ちょっと模擬戦しない?」



彩音が急にそんな事を言い出した。正直、面倒。けど、個人的に勇者一行の実力は気になるな。分析魔法では見えないし、体感すれば大体の実力は分かるだろう。



「良いけど、私強いよ?」


「そうこなくちゃ。正直、オリバーさん以外相手にならなくて」



そりゃそうだ。騎士団長とギリギリの勝負してるって言うのに、他の団員に負けないでしょ。どんだけレベル差あると思ってるの?いや、聞いたのは勇者だけだっけ?この子の実力がどの辺かは聞いてないな。まぁ、あのダンジョンにいたし、前衛職だし、勇者に近い実力はあると見るべきかな。



「ついでに勇者君…天翔くんだっけ?一緒にどう?」


「訓練か?そうだな…。一緒にやろうか。僕もオリバーさん以外の実力者は気になるしね」



これでついでに勇者君の実力も分かるな。残りの2人は大体分かるし、これでパーティの実力も分かるな。

さて、前回の勇者は弱かったって玉藻が言ってたけど、今回の勇者はどうかな?まぁこっちに来てそんなに経ってないだろうし、そこまで期待はしてないけど…。

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