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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第四章 王都と勇者編
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104 軍団

ネット回線復帰の目処がたたないので、スマホから投稿です。


通信料が怖いので、毎日投稿とはいかないかも知れません。

魔法使いたちが私を取り囲むように、ぞろぞろと前に出た。所々に剣を構えた騎士っぽいのもいる。



「お前が優れた魔法使いであることは報告を聞いている。しかし、これだけの人数を揃えればまともな魔法なぞ使えまい!」



ローブを着たおっさんが笑いながら叫んだ。



「逆に言えば、結界の維持で魔法使いたちは無力だし、他の人も結界の効果で魔法使えないよね?」



正直に言えば、押さえられているとは言え地力が違う。この程度で押さえられていると思ってるのあれば、心底残念だ。低レベルの魔法使い、効率化されていない魔方陣、魔力操作で威力を集中する事さえしていない。

グラマスの話から予想した戦力にも届いていないとは…



「騎士団長さんは動かないの?」


「陛下はこの騒ぎを収めようとしておられる。とは言え、魔法師団の言い分も理解出来る」


「いや、王様の命令なら止めてよ…」



いや、普通に考えれば魔法使いのみなら現状が膠着する。それでも騎士を止めないって事は何か考えがあるのかも知れない。まぁ、知った事じゃないけど…



「まぁ仕方ないか…。最悪、指名手配でもされれば他国に逃げれば良いし」


「はっ!この状況で何が出来ると言うのだ?」


『我が求めるは不倒の軍団。我を守りし盾にして、敵を切り伏せる刃。我が魔力を喰らい、今此所に顕現せよ!【軍団(レギオン)】!!』



久々の詠唱と共に10体の騎士のゴーレムが現れた。一定の条件で作れるオリジナルの魔法。私の軍団(レギオン)の魔法はその名前の示す通り、ゴーレムの軍団を1度に作る事が可能な魔法だ。込めた魔力量に応じて、レベルと数を自由に調整も出来る優れものだ。ただ、オリジナルの魔法は詠唱の省略が基本出来ず、詠唱内容も魔法を作った際に勝手に指定される。



「さて、普通に魔法も使える訳だけど、あなた達の相手はこの子らね。レベルは騎士団長さんクラスだから頑張って」



頑張った所でどうしようもないけど。騎士団長のレベルが231。軍団のゴーレムが250。対する魔法使いや騎士が70前後。何がどうなっても勝てる要素はない。とは言え、殺さないように命令はしてあるし問題ないだろう。とりあえずこの間におじさんたちと事情聴取(おはなし)でもしておこう。

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