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ファンタジーマフィア  作者: 青茶
7/19

お出かけ

「って言う話なんだけど、どう?わかったかしら?」


「とりあえず、その若者が最強でそいつと互角に渡り合った強化属性が強いよ、ってことでいいのか?」


「そう言うこと!すごいでしょう?」


確かにすごいがその若者がすごすぎる

あっさりと勝ってしまうそいつと、途中途中ではいていたセリフがなんかやばそうな奴だと思った。


「一ついいか?」


「どうぞ」


「その若者は一体何属性で何者なんだ?」


「それがね、こう伝えられているだけで詳しいことは誰もわからないのよね」


結局何もわからずじまいで終わった。


気が付くともう夕方だったため、話を打ち切にし夕食に支度を始めた。

いろいろな情報が一気に入りすぎたためにおれの頭の中はもうパンク寸前だった。

ここが日本ではないということ、ファンタジーな世界に来たということ、もしかしたら魔法が使えるかもしれないという喜び。

なんかもういろいろな感情が混ざり合って考えるのもしんどいので寝ることにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



チュンチュン♪


昨晩、風通しの良い場所で寝かせてもらったため非常によく寝れた。

鳥のさえずりで起きるのはほんと気持ちがいいことだとつくずく思う。


チュンチュン♪


とても元気よく鳴いているこの鳴き声の主はスズメだろうか。いや、ファンタジーな世界だから愛くるしい姿に違いないと思いおれは起き上がり声のするほうへと顔を向けた。


そこにいたのは確かに愛くるしい鳥のようなウサギのような何か。

羽が生えており、耳はウサギのようでもこもこしている。


チュンチュン♪


だがこいつから鳴き声が聞こえているわけじゃなさそうだ。

なぜなら口が動いていない、のどが動いていないからだ。

しかも、こいつさっきから一歩も動いていないいったいどういう神経してるんだろうか。


チュンチュン♪


「だあ!!いったいどこから鳴き声が聞こえてくるんだよ!」


そう叫んだらなんと目の前にいる鳥のようなウサギのような奴が



「チュン」



鳴いた。



いや、鳴いていない!さっきから口が閉じたままだ!

そう思ったおれはそいつを触ってみた。

やわらかい、なんだこの感触。


そう、例えるなら。

とてもやわらかいお肉が口に入れた途端消えてなくなるかのように

ふさふさなものを触ったとき思いのほかふさふさが深くのめりこむように倒れてしまうかのような衝撃をおれはこいつに与えられた。

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