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ファンタジーマフィア  作者: 青茶
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昔話

今から約120年ほど前、国は争いが絶えない場所でした。

東西南北すべてがばらばらに、自分の領土以外に向けて無差別に攻撃をし始めました。


それが10年間続いたある日東の一人の若者が言いました。

「この争いを私の手で終わらそう」

周りは頭がおかしくなったか気でも狂ったと思い相手にしてませんでした。


それから一週間後、その若者が再度言いました。

「この争いを終わらすためにまず西に話を付けてくる。それまでの間どうか攻撃をやめて守りに徹してくれないか」

それを聞いた東の人々は猛反対しましたが、次の日、また次の日も頭を下げてお願いしてくる若者に人々は言いました。

「今回は私たちが折れよう。話を付けられなければ即刻打ち首だ」


それを聞いた若者はさぞ嬉しそうに言いました。

「どうぞやれるものなら。ですが必ず話を付けてきます」


次の日若者は西へ出かけ、西の入り口で立ち止まり言いました


「私は東のものである。私と一騎打ちをしていただきたい」

西の人々は言いました。

「見返りはなんだ、私たちが負ければどうなる」

東の若者は言いました。

「私が負ければ東の人々、領土は好きにしてもらって構わない。」

西の人々から歓喜の声が上がりました。

それを遮るように若者は言いました。

「そして!私が勝てば、今している攻撃をやめて守りに徹してもらう」


西の人々はこの条件をのみ、西で一番強い、時属性を操る女性を出してきました。


「私に勝てればそちらの言うとおりにしよう、だが負ければわっかているな?」

その直後一騎打ちが始まりました。

10分と短い時間で勝負はつきました。

若者は時属性の女性に勝ちました。


「私が勝ったので私の言う通りにしてもらおう」


それから西は戦うことをやめ守りに徹しました。


若者はそのまま北へと足を進めました。

もともと北は守りばかりで攻撃頻度が少なかったため若者はこう言いました。


「私は東のものである。このまま守りに徹していただきたい」

北の人々は言いました。

「ほかのところが攻撃してこない保証は」

若者は言いました。

「東と西は攻撃をやめて守りに徹している」


それを聞いた北の人々は歓喜の声をあげました。

それを遮るように若者は言いました。


「だが破った場合即刻全員死んでいただく」


北の人々は怒りました

「一番強いお前があいつを倒すのだ」

そう言って北の人々の中で一番強い嵐属性を持った男性を出してきました。


「芽のある若者をこの手で殺したくはない。先ほどの発言を取り消してくれ」

若者はさぞ嬉しそうに言いました。

「取り消しません、私の言う通りに動けばよいのです」


「では、すまないがいかせてもらう」

その直後北の人々は予想もしなかったことが起こりました。

役5分で決着がつきました。

「私が勝った。約束通り守りに徹してもらう」


そう言う若者に誰も口答えできませんでした。

それを満足そうに見た若者は南へと向かいました。


南の入り口で若者は言いました。

「ここで最後です。攻撃をやめてください」


「お前か。各場所で攻撃をやめるように言っているのは」

そう言って南の入り口から男性が出てきました。


「そうです、みんな納得していただいて攻撃をやめてくれています」

若者続けました。

「なので、南にもやめていただきたい」


「それは無理だな、このおれ、強化属性を持つおれが相手をしてやろう」

その直後戦いが始まりました。

若者と南の男の戦いは3日3晩にわたりました。

戦っていた辺りは、隕石でも落ちてきたかのようなクレーターがありそこらに生えていた草木は消し飛び

きれいな湖は跡形もなく蒸発し

動物や魔物たちも消えてしまうほど激しい戦いでした。


最終的に決着がつかず、若者と南の男は和解をしました。

そして二人は中央に拠点を置きました。

世界最強の二人が中央に住むことにより周りの監視をし平和を作り上げました。

それが今の中央の基盤となっているのです。


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