明日の卵料理

壊れたモノ

見てる分は

酷くは無くても

誰も隅々まで見ないから

誰も本当の事まで

わからない

日常の卵焼き

中に何か入っていても

本当の味は

わからない

時間は無くなって

なんで僕ばかり・・

なんて

独りよがりで自分の中

誰にもわかって欲しくない

需要と供給が

自分の中で行き違い

独りのスクランブルエッグ

自分好みの味付けに

一人で納得しながら

食べる

自己主張の味

そのままで生きて

そのままでいなくなる

それに肉詰めして

僕等は個々で納得する

ぬるま湯の中のゆで卵

塩味か

それとも・・

更に調理しても良い

この自由な世界は

ぬるま湯の中のゆで卵

飾り包丁に

裏ごしに

自由な生き方ができる

僕等はそのままで生きて

そのままでいなくなる

温かいのは

人に触れたから

そのままの姿で

出会って

そのままの姿で

好きになれたから

素晴らしき生卵

恋愛は腐り易いから

大切にする

早めに食べて

恋から愛に変えること

僕等の心の卵料理

体のアレルギーは

仕方ないけれど

心のアレルギーには

ならないで

正常な心の中は

自分自身で

なんとかなるのだから