「簡単な話ですよ」
「簡単な話ですよ」
「どういうこと」
「トカゲの尻尾切り」
「つまり何か危ないことをしていたから」
「そうかも知れません、元々この島の会社に不満を持っていたあなたに会社の悪いことをはなせない、もし話せばそれでこの島に情報を漏らすかも知れない」
「それじゃあ島ぐるみで私を騙そうとしてたって事」
「そうなりますね、それに他にもあります、なぜホームページがないのか
なぜ従業員が誰も入らないのか、バレてはいけないことと言う意味ではあなたの予想は合っていたのでしょう」
「でもあの社長は」
「shadowはなにかの子会社だったのかも知れません、たとえば解六張とか」
「なら何で潰そうと従業員をヘッドハンティングなんて」
「よほど勢力の強い物だったのでしょう、いや出来れば目立たない形
自然な感じに消えたことにしたかった」
「でも果たしてみんなそんなことに口裏を合わせるかしら」
「もしも操られていたとしたら、何らかの寄生ウイルス、それも人格を乗っ取れる」
「まっまさか」
「あなたはなぜ僕達を呼んだんですか、もしかしたらそれはあなたの意志ではないかも知れない、いやあなたは本当見みなくろさんですか
いやみなくろなんて名前なんですか」
「そんなことあるわけ無いじゃない」
「それはあなたにしては軽率な発言です、あなたは外の変化を見てきましたよね」
「・・あ・当たり前よ」
「本当ですか」
「っえ」
「今の都心はどこです」
「それは・・東京でしょ」
「長野県です」
「うそーー」
「あなたは本当にデンジャラスビューティーに勤めていたんですか」
「当たり前じゃない」
「そんな会社無いんです」
「・・・でもあなた」
「あの世を知っていると言いましたね」
「誰それ」
僕はそのとき彼女の表情が実に良い加減に崩れたのを見た
それはまるで人間なんていい加減な顔ではない
動かない表情を見た
いつから彼女の心がなくなったのかは知らない
しかし僕が一つ知っていることと言えば
あの世さんからの暗殺の依頼ただ一つだった
「ごめんねいやなこと任せて」
僕は今彼女の足下に大量に散らばっている肉片を見て彼女の腕を引いた
僕達はあの世さんがチャーターした小型飛行機に乗り
僕はと言えば吐きそうな水色の顔のズキンを励まし
とうの僕は青い顔を別段変化無く心だけ心配に赤くしたりしながら彼女を揺さぶっていた。




