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私はライフルを片手に奴が逃げたくらい廊下を歩く

私はライフルを片手に奴が逃げたくらい廊下を歩く

私にしてみれば外の世界はまぶしすぎてまるで白の中を歩いているようで

この空間はようやくメリハリのある色のある世界であった

空気の流れが徐々に弱まる

臭いは微かにある物の殆ど消えかけている

どういう事かというと逃げられそうだと言うことだ

このまま急いで追いかけるのは得策とは言い難い

何故かというと罠にはまりやすくそん確率を否応もなく格段に上げてしまう


私は足下などに気を配りながら色のある世界を歩いていた



アカノ ズキンが歩く旅に、床が僅かに小つんと音を立てる

それによって周りの空気がいやに静けさをよけいます気がする

彼女は無言でどんどん階を駆けるように静かに歩く

それは一見身軽なようだが、数々のトラップをまるでいとも簡単に避ける姿はとても気軽なんて生やさしい物にはとて思えないが

それを軽く思わせぶりもなくただ平然と足を進めているその姿は異様にも取れた


それは50階を過ぎた頃だろうか

突然静かなビルの中で音がする

「おい、お前は誰だ」

その部屋は酷く臭うがそれが男のせいだとすぐに気付く

「あなたは誰だ」

アカノズキンは優しくもなくかといって冷たいわけでもない感情のない上の空のような声できく

その男はぼろぼろのフードを夏なのに被りちらりと見える補足汚い足は短パンをはいてい他がこちらも同様に汚い

「俺か、俺はここの二人いる住人の内の主だ」

「主」アカノズキンは首を傾げた

果たしてここにそんな所有者がいる物件とも思えず

そして彼がその所有者なら何故にこれほどまでに汚い身なりをしているのか

「あなたが所有者で良いがもう一人とは誰のことだ」

そうもう一人、少なくともこいつではない

こいつのオーラは実に鈍くさくまるで溝鼠のあれに思えた

そして何よりまがまがしい殺気のオーラがいっぺんたりとも漏れることもなく普通の人間に思う

「・・・答えるわけには・・・」

その瞬間アカノズキンは男の開いた口にそのライフとの先端を突っ込んで

「言え」と言う

なまじその顔が変わらない、上の空の何の気もない顔な為男は瞬時にやばいと思う

「ちょっちょと待て、言う言うから」

カチガチとライフルの先端を振るわせながら男が言っても抜かない


言え


彼女はそう軽く先端を揺らすだけで示す


「う、、分かった、」

そう切ってから


「お前の後ろだーーー」と叫んだ

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