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明くる日、オオカミは僅かな目眩を催しながら起きあがるが

明くる日、オオカミは僅かな目眩を催しながら起きあがるが

昨日酒を飲んだ覚えはない、どうも記憶がアヤフヤなところから考えるとそこら辺で飲まされた可能性もあるのかも知れないが・・・

皆が皆雑魚寝で寝ている

その人間たちの中央に二、三個の石油ストーブらしきものがヤカンから蒸気を発しながら部屋を異常に暖めていたが、もしこれがなければ勢員凍え死んでいたかも知れない

僕は石油様々なんかを思いながらただ吹きすさぶ白い窓をボート眺めていた

「おい宇宙人」誰かの寝言が聞こえた

正直誰かの寝言だかは思い出せないが

「起きましたかオオカミさん」隣を見るとみなくろさんがハンテンを着て隣にいた、正直そのゴワゴワのものを着ているせいでいよいよ子供じみたが外見に見えた

「今から工場に行きませんか」

「それはどう言うことですか」

「実は昨日の酒には睡眠の薬っていうのが入っているのはここだけの秘密です」

「凄いことしますがそこまでして行く意味なんてあるのですか」

「昨日あれだけ乗り気ではなかったですか」

「そうは言いますがさすがに人間眠らせても工場の中に誰かいるでしょう

それに監視カメラだって」

「止めておきました」

「どうやってです」

「どうやってっておかんが付きましょ」そう言って首をかわいく傾げたが反応に困る

「犯罪ですよそれ」

「女は罪な生き物ですからオホホホホ」

「・・・・・行くのであれば早く行きませう」

「飲み込みが早くて良い」

「諦めが良いだけですが・・・ズキンは昨日飲んだんでしょうか」

「それはもうバッチリと」

「はぁー駄目じゃないですか」

「・・・すいません」

「俺に謝られても」

「そうですかなら返してください私の誤り損の損害を請求します」

「こんな大犯罪を遂行したあとで良く言えますね」

「いえいえ」そお言って芝刈り機のように手を振る彼女は確実に照れていた

「褒めてませんが」

「褒めて褒めて」

「・・・・・・・・・・・・・」

今二人はズキンを抜きであの工場に向かっていた


工場はいつもと違い煙を吐いてはいない

いつも見ているわけでもないのでいつもと比べることは出来ないが

それでもその静けさは何かいやな予感を彼にさせた

「大丈夫なんですか」

今日三度目になるその質問に対して

「大丈夫です」とどこか自信なさげに言う彼女

その自信なさげの混じる自信たっぷりというものほどこの世には信用できないものはない、そのせいで早くもまた同じ事をオオカミは言いそうになり必死で堪えていた

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