中はそうは言ってもなかなか綺麗と言うにしろしないにしろ
中はそうは言ってもなかなか綺麗と言うにしろしないにしろ
それはほとんど生活感もなく、誰もいないんだろうな、と思わせるくらいの殺風景だった
「ちなみにここは建ててからどれくらいしてるんでしょうか」
「そうですねーかれこれ五十年」
「そんなにしているんですか」
「まあ、増築したり直したり壊したり、それを含めての五十年なのですが」
「そうですか、しかしそれでどこら変にその幽霊というものは」
「それがなんですが・・」
そお言うと彼女はブンと指を突き出すとそれで四方を縦横思いつく限り振り回すように線を引いた
「怖いんですがみなくろさん」ズキンがへばりついてきてうっとおしい
「つまり・・・全部と」と僕は恐る恐る聞いた
「ええ」となぜか自信ありげな怖い顔をして言うみなくろさん、怖がらせて楽しいのか
「しかしそれでは検証のしようが」
「つべこべ言わずに働らけー」
「お前がな」僕はズキンをペシっと叩くと一緒に引きずる
「それでホームズ君匂いは分かったかね」
「・・・・・・お前はなにを言っているというか何を対象にするかで匂いの意味が変わる」
「うむ・・・なかなか鋭いことをさすがポワロ」
「・・・・・・お前は何か探したらどうだ、これが失敗したらあそこに俺は居られなくなるかも知れんと言うことはお前も同等だ」
「まーーその時は私がこの腕で」
「・・殺すのか」
「いやいや何を言いなさる、あんたと結婚する」
「・・・何を、だいたい仕事は」
「まーそれはあなたに」
「俺に、どうしろと」
「どうしろっておかんがつきましょう」
「・・・・・・・分からん」
「ふふふふふ、、動物園に単身赴任「ガッポガーポガッポガポ、うちの旦那のオオカミがワオンワオンと動物園で鳴けば」ガーッポガーポガッポガポ」」
「聞いた俺が馬鹿だった」
「ところで変わった匂いなんてのはどうでしょうか」彼女を完全にスルーしたか達でみなくろさんが沸いてきた
「うーーーん」その時自分が縫いぐるみという設定を忘れていることに気が付く
しかしそのこと以前にあのアノ世の知り合いなれば、ズキン並みに精神が異常なのではと言う憶測と現に彼女はそれというか正体がもはや分かっている気ががして来た
「そうですね」僕は辺りを万辺なく嗅ぐ
「・・・・・っん」僕は微かな匂いの中に異臭を嗅ぎ取る
それは今までに何度も嗅いだことがある
「あのすいませんみなくろさんはズキンと一緒に居ててもらえませんか」
その声にズキンはいつものようなダラケた姿勢から微妙にシャキンとして
「それでは私たちは少し休みませう」そう言うと彼女の背中に手を回してして下へと降りていった




