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私はそれを



私はばばにそれを譲り受けてそれを頼りに歩いていた

「ここか」

それはどうも寂れた廃ビルのようで、今時珍しくも何ともない地上100階以上はありそうなそれにため息が出た

「どれだけ時間が、かかる物やら」

私は気を引き締めて背中に背負っていたアタッシュケースを地面に置いてそれを取り出すと片手に、それにはいった


夏だというのに異常に寒いそれは、更にジドーと濡れ新聞を体に

巻き付けるような湿りがあり不快感がマックスになりそうになるが押さえて歩く

片手には発信器をたどる物をもちながら歩くがあくまでも航空写真程度の機能なので後は近づくと音が大きくなる程度の機能しかない

しかし今はそれで十分だ

ここには誰かいる、いや間違いなく何かがいる気配を感じる

それは人ではない何か、そう、全て消されたはずのモンスターの生き残り

どうして爆破された生き物が、生き物と言って良いのかは分からない

しかしそれがどのようにして地上まででれたのだろう


今現在その可能性を誰もが否定してそして証拠はない

しかし私の父と母は


その時だった、暗闇の中でかすかに空気が動くのを感じる

急いで身を潜めその辺りを探るが、いっこうに気配はあるのにその正体が現れない、コクコクと時だけが流れるがそれは見あたらない

暗すぎて隠れているのに見えない可能性もないではないが

赤野アカノ 頭巾ズキンという女は日頃からこういうことを想定して夜目を馴らしているので、そこまでは暗くない、正直昼間と少しも変わらない位なのだが、彼女の焦る気持ちが嫌に冷静な心音を乱す


こくまた一刻と時が流れた

その時だった

彼女の頭上の天井が脆く崩れ土煙と共に何か彼女に襲いかかった


私はすぐさま後ろに跳びながら嫌に俊敏なそれに的を定めて引き金を引こうとしたが、それは消えていた

いや消えたのではなく身を引いた、と言った方がいいのか

もしかすると試しに襲った、もしくはこれから私をちょくちょく襲い

気力と体力を奪う気か

そんなことを考えていたが地面のボロく埃まみれの絨毯に通常の犬とは比べものにもならないくらい大きな足跡が廊下の奥に続いていた


何処までも白く濁った霧のような煙の中

僕はただただ逃げまどっていた

どれ位あそこで眠っていただろう

気がつくと僕は外にいた

あの恐ろしい施設から逃げ出すに逃げ出せず

そして悲劇は起こった

僕達は逃げることも出来ずにただただ燃えさかる火の中なにもできず

ただただそこに存在していた

そして気がつくとそこは生き物の焦げる臭いではなく

酷く騒がしく、心を揺さぶる人間と言うなの種が築き上げた物体がある世界にいた

僕は誰かに声をかけようとしたが皆僕の姿を見ると一別して早足で僕から遠ざかる、このままでは誰ともしゃべることができない

僕は勇気をいっして、ある女性に声をかけた、しかし彼女は皆と同じく早足で遠ざかる、しかし今度こそ逃げないと決めた僕は彼女を強引に捉え方を両手で押さえた

「きゃあーーーーだれか」

その女性は叫んだ、直ぐに通りかかった人間が僕を襲い

僕を貶し、蹴り、殴り、乱暴した

僕は周りの人間を振りきり走った

何処までもとにかく人がいないところまで

そこで僕が直ぐに絶望するのも時間の問題だった

何処まで行っても同じ銀色の建物が建ち並び

何処を見ても人がいた

まるで周りを八方塞がりにアリ気囲まれた芋虫の気分だった

そんなとき、僕は気付くとこのビルの前まで来ていた

それは他の何処までも綺麗なものとは違い少なくとも居心地さえ除けば

人に会わずにすみそうだった


たまに人が入ってくることはあっても皆子供だった

そういう奴には少し脅かすとバカみたいに怖がり逃げた

今現在、これほどまでに科学が発展しているというのに

なにを恐れ、なにが分からなくて恐怖するのか、僕にはほとほと理解に苦しむ、幸いここには使えるテレビが何台かあり

近所の配線を失敬することで電気は何とかなった

そこで映し出される光景は、今まで殺すことばかり教えられてきた僕にはとてもとても信じるに耐えない夢物語に違いはない

僕は知らず知らずの内にテレビの中にのめり込んだ


そんなことをしている内に時代は少し進みあれから何年ほどたっただろうか、いつものように子供が来たようで僕は天井裏に潜み相手を観察する

年の頃は18以上25以下と言うところ

服装は気楽なGパンとティーシャツ、それにポケットからなにやら赤いレインコートを着せた小さな人形がついているが、何かのストラップで、ポケットには携帯か何かが入っているのだろう

しかし問題は、彼女の持っている持ち物よりもその彼女が放つ空気というか雰囲気だった

それは手に持ったライフルなんかよりよっぽ危険極まりなく、ぼくは一瞬にしてあのコロシアムの惨劇を思い出す

あんな奴コロシアムにいただろうか

少なくとも人型はそお多くはないが

もしかすると赤ん坊で出た奴が大きく

嫌やつらは最後の最後で、、だとすると違うのか

僕は慎重に奴を天井裏から眺める

勿論気配は消しているが奴があのモンスター並の能力を持っていたら

その意味はないに等しいが、、、

突然やつが動いた、それは気配でも分かるが明らかに何か見つけた物の動きである、僕は久しぶりに何かしてみようと思った


もしかするとモンスター達とは違うのかも知れない

いやひょっとしたら仲間の可能性もなしにしてあらず

僕は試しに奴の前に姿を現してみることにする

しかし奴は瞬時に警戒して身を隠した

そしてその神聖な殺気がビシバシと僕に警戒音を鳴らす

瞬時に元の屋根裏に隠れる

ここは奴よりも数段地の利が有利に効く

少し脅かしついでに戦闘力を計ろうか

そう思いながら一瞬にして脆い天井に全体中を軽くトンとかけるともろ崩れ、奴の頭上に飛び出す、そのままやつめかけ更に力を込めながら落下速度を上げとそのとき

奴は曇って見えないはずの俺に明らかな殺気を向け、手に持ったライフルで俺に標準を会わせた

(マズイ)

俺は急いでスレスレで逃げるとひとまず退散を選択する

いったいあいつは何なのだろう

どちらにしても、もう少し様子を見るべきだ

こんな事なら壊れている監視カメラに、電気線を繋いで見れるようにしておくべきだったと逃げながらふと思う



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