さして付いたところは一面の冬景色だった
さして付いたところは一面の冬景色だった
「うーーーしぬーー」
本当にしにような顔色をして彼女は飛行機から降りた
そして直ぐに顔を開けて
「サム」となにやら行ったが少なくとも周りには誰もいないことから外国の方の知り合いを発見したのではなく、只、寒かったのだろう
「えーーー南国のバカンスはーー」さっきから卜部屋さんが用意した
白い四角と言ったような車に乗せられて彼女は憂鬱にほざいていた
「スイマセンネ足らずで」どこか片言なのは南国の人を意識したのだろうか、しかしこれだけでは些か判断しにくいが
「そんなお気になさらず、仕事なのに行き先も調べない方が悪いのですから」それでも「すいませんねー」と謝る彼は本当にすまなそうで良い人風である
「分かってたなら教えてくれればいいじゃんかよー」
後ろでブー垂れる五歳
「所でここら辺はどのような美味しい物が」
「ええ、何にもない処ですが冷やし鍋焼きトマト鍋と言う物があります」
「それはそれはなかなか、さっき旅の情報誌美由に乗っていましたが」
「ええ、ちょくちょく情報誌に載るようなものでさえないんですがね
最近取材を受けたと市長までも喜んで大騒ぎでした」
「はあ、それではお客さんも増えたでしょう」
しかし点でダメだとばかりに首を振ると
「二人ずれの観光客が来ただけで後は」
「そうですか」
「さてそろそろ付きますよ」
そこにはまるで学校の建物のような四角い物が吹きすさぶ雪の中にたたずんでいる、後で聞いたのだが元々小学校だった物が住民の現象で市役所になったのだとか
「五流五二亜群」「これなんて読むんですか」
僕は相棒につつかれて押し黙る
「さっ早く行きましょう」
「おっおいこれ」
「そうですね寒いですし、さっささ」
進められるがままに僕は建物内に入る
本当の所、あの文字を幾らか調べてみたが結局なんて読むか分からないのだ
「おっおーい、これなんて」
僕は連れを無視して進められなくとも先を進んだ
「あのすいません」
「何でしょうか」
「あの名前どうやっ」
そのときそのふけに老け込んだ顔が一気に更に老け込む
それはまるであまりの年齢のため逆に恐れおののかれるような貫禄が出た
「聞きますか」
「ええ」僕は思わずゴクリと喉を鳴らす
「実は見な知らんのです」




