「いやーーー海ですよ海」そお言ってフェリーの先端を危なかしく歩き回る女、頭巾
「いやーーー海ですよ海」そお言ってフェリーの先端を危なかしく歩き回る女、頭巾
それを僕は人から離れたところから見る
今の僕の格好は実に怪しい
謎の派手なプリントをされたTシャツを無理矢理着せられ
頭には黒い帽子、目には丸目がね(しかも黒)さらにはその上からコートを(あの男の形見)を着させられていた
正直返送するくらいなら部屋にいて待機という形を取りたかったのだが
ニートを連れ出すお母さん見たく仕返しのつもりか何なのか、本当に全くもって何なのか、責任者を問いたい、(出て来て)
「何言ってんの太るわよ」その問いに対し僕はすかさず
「いや野菜ばかり食べて嫌おうなく痩せていますし第一目立ちます」
「何言ってんの、大阪のおばちゃんなんか心にタイガーを飼っているの
そのせいで制服は何時も虎かまたヒョウ柄の者を着用するのよ」
「しかしなぜ虎を飼っているのにヒョウ柄なのですか」
「それはあれよ飼っている種類は変わるものなの、お洒落よほら」
そお言うと近場の客を指さす
失礼だ、と言おうとしたが、確かになんだかマダム、な雰囲気のその女性は、ヘビ皮のバックに鰐皮のポーチを二つも重ねて持っていた
「でもあれは浮気性ですね」
「ふふふ、お金持ちは性に奔放なものよ」
「・・・・・・」
彼女はテレビから視線をずらすと
「とにかく来なさい」と、無理矢理尻尾を引っ張ったため
僕は怒り狂おうとしたが、次の瞬間、彼女の手になんとコンクリートらしき液体が
「ふふふ、尻尾の石拓ってどんなことになるのかし・・・」
「すいません行かせていただきます」
その結果彼女は午後から衣装集めだと言って
丸目がねと(度なし)「ドナ氏」と言うブランドと
どこかにありそうでないような変な柄のTシャツを二枚買ってきた
「おそろー」
「何半日して、詰らんもの買ってきたんですか、財政圧迫です
次からは完全に所長命令を出しますよ」
「えー自分からそう言う権利はない方が良いって言ってきたのに」
「これはあなたの案なのによく言いますね、これはここが無くなって僕が動物園にお世話にならないための行動です、つまりここの危機の・・」
「はい分かりましたすいません、でも今日は初めてのお客さんを祝ってパートの飲みに」
「あなた未成年ですし私は飲めません」
「もーー何時から私なんてよそよそしい、僕の方が私は好きだけどな」
「・・・・僕、は反対です、未成年です」
「もーー」
結局奴はコンビニからブランデーと言うワインを更に手間をかけた奴を買って来て、「お祝いお祝い」と繰り返して一人で飲んでグー垂れた
僕も一つペロッと頂いたがやはりコンビニと思ったがしかし
どうもそんな感じがしない、ためしにラベルを見るととんでもなくはないがそれなりの銘柄だ
「おいおいこいつ何処から買ってきたんだ、コンビニの袋に入っていたけど入れ替えたのか、手間のかかることを」
そう思うが入っていたレシートを見て気が変わる
「・・・・ポイントで買ってる」
果たしてその日僕は早めに奴に毛布を掛けて眠ることにした
出発は明後日、僕も一応は何らかの準備をして置いた方がいいだろう
少なくとも旅には成るはずだ、
そんなこんなで瞬く間に二日が過ぎて今に至る
奴は聞くところによると修学旅行も行っていないらしく
電車、フェリーに乗る旅に恥ずかしいくらいにハシャぐ
僕は始めそれをたしなめようとする旅にその笑顔のせいで手が止まる
ちなみに元々暇な時間に僕は二足歩行を確立していたことを付け加える
「なんか怪しいね」満面の笑みで言われたが返す言葉が見つからない
「お前が選んだんじゃないか」
それについて笑顔でスルー、大人の対応を覚えたようだ、、たぶん
かくして子供とオオカミの返送をした大人のオオカミと寂れたらしい島の観光部長の卜部屋 富保 26才(これには驚く、数年後の髪が心配だ)
をの勢多フェリーが曰くあるらしいしまえと海に小波を豪快に立てて行く
これがサザナミにならなければいいなの、どうも暗い答えを出してしまうが頭を降って前を見た、そこにはハシャギ過ぎて船酔いしたズキンが居た




