僕は女を体の出っ張りに引っかけて運ぼうとしたが幸いこの体は案外力はでるようで何とか当たりを付けてようやく外にでようとしたとき
僕は女を体の出っ張りに引っかけて運ぼうとしたが幸いこの体は案外力はでるようで何とか当たりを付けてようやく外にでようとしたとき
そこにきてようやくこの姿では不味いことに気がつく
少なくともロボットが意識のない少女を引きずっていたら自注百怪しまれて、捕まるだろう
そこで僕は何か無いものだろうかと当たりをみた
病院のようなそこには白衣はあれどそのような物はない
少なくともスッポリ身を隠せる必要がある
僕はそれでも彼女をトイレの中に隠して至る所を探し回りようやく
ごみ箱から覗く黒と茶色が混ざったような汚れたコートを見つけだす
しかしそれは改めて見て驚愕に値する物だった
「これ男の物だよな、」別段男物のコートに驚いたわけでもオカマでもない、それは紛れもないあのジジィの物でありまた、それは紛いもなくここにあいつが居ることを示していた
しかしその姿は見えず、果たして本当にいたのかそれともこれは奴の物ではないのか、いやしかしだいたいなぜに、こんな物を捨てたのだろう
わざわざここで捨てる意味とは何だ、そんなもの無いのか
しかしどっちみちここに長い間居るわけにはいくまい
僕はそれにない腕を通すと彼女を引きずり表へでた
幸いすぎることに病院か研究室かは分からないこの建物は、部屋の中こそそう言う雰囲気が充満してはいたが一歩廊下にでればそれはオフィスと何ら変わりはなく、一番重要なのがその電気が消えていたことにある
僅かにスライム型の生物が入った蛍光灯のような物が光り
廊下を僅かに光らしていた、何とか鍵を開けると外に出て辺りを伺う
辺りはどうやら裏路地のようで薄暗くそしてまた人通りもなかった
僕は急いで彼女を外に連れ出す、そこでビルの手前に止めてあったこの施設の占領車両と思わしき物に受付にあった鍵を差し込みドアを何とかまたしても開けると中に彼女を押し込んだ
果たしてどのようにして運転しよう
ここが何処かは分からないがしかし、このままでは些か不味すぎる
明日になれば死んでしまうかも知れないのだ
生きることに興味はなくても、生きられる状況下で死のうとはさすがに思わない、それが逃げられるのであれば逃げたい
僕はしばらく考えてはいたがふとロボットなのだから車に接続すれば
・・・・・・・・・・・・・・・そこまで考えてこれをどうすればいいのかと自分の体を探したが、それらしき物はあれどそれが果たして意味のある物かと聞かれれば迷わず「NO」と答えねばなるまい
「おいおいお前はロボットにも疎いのか
・・・・・
「返事も出来ないくらいに忙しいとはとんだ馬鹿だな
うるさいぞ、れいてつ
「何がれいてつだ、貸して見ろ
実質的に一人で言っているのでやるのは僕だから世話内のだが
僕はその時もう一つの世界を見ることなくその車を動かした
もう少し機械だけの世界を見れたりした方が僕としては楽しそうだと思うのだがしかし
僕の胸元から金属体が飛び出して車のソフトになにやらビームを発射した
この時代殆どの物は、レーザーによる認証で殆どのセキュリティーを通過することが可能である、幸いあのビルは予算をケチったのかそれともわざまざ旧式にすることでウイルスによる妨害を阻止したのか知らないが今の自分にはそれは幸いで少なくとももう一人にお世話にはならなかったのは幸いの中の幸いではあるが、結果的に地味に助けられては世話がない
「お前本当にこういうの覚えろよな
ああ助かったよ
「それとさっきは言わなかったけど何で腕を持ってこない
っえ
「えじゃなくてだなあれを繋げばまた使えただろ
早く言ってよ
「取りに行ってこい
嫌だよーまたあの男が出てくるかも知れない
「何三年くらい一緒にいて
だから逆に
「何がだから逆にだ早く行ってこい狼
お前だって狼じゃんか
僕は渋々急いでまるで子供が夜にトイレに行くくらいのスピード出かけてそれを取りに行った




