「で、どうやってここまで運んだのよ」
「で、どうやってここまで運んだのよ」
私はそこにいるだるまのようなロボットを見る
まるで昔の宇宙映画に出て来るロボットのようだが些かこちらの方が
フォルムが荒く雑な感じがする上に安っぽい
「そんなに見ないでください、ショックなんですから」
どうやら狼の姿が少なからず気に入っていたようで、そんなことを言う
まーそれはそうだろう、私だってそんな姿になったら
そこで改めてそれを見ると
「ふん」
と可愛く横を向く狼だったロボット
私だったら、・・・格好いいと思うだろう
「格好いいんじゃないか」
思ったままに言ったら
「何が格好いいと思ってるんですか、ロボですよロボ、これどうやって動いてるか分からない以上いつ止まるか分からないじゃないですか、第一腕ないし」
確かにそう言う心配があることを知る
人間なればある程度の食べれるものなら何とかなるがこいつの場合どうなのだろう、旧式のガソリンだろうか、それとも電気、またまたダークマターなんてのも考えられるがそれはないか
「色々大変そうだがどうして私はその何で動くか分からない物に助けられて、ここまで来れたのだ」
「そこなんですよ」
そこでようやく暗い気持ちから少し変わって奴は話し始めた
「あの後あなたを何とか監視カメラなんかを避けながら外に出したんでです」
「どうやって」私は当然の疑問を奴に投げる
「どうやってって、引きずってですよ」
「それはそれはご苦労様で」
「何がご苦労ですか、そのせいで僕は本当に苦労したんですから」




