僕は彼女の縦断を紙一重でよけながらその腕ごとかみ切ろうとした
ここからだんらくというかなんばりんぐがきるのでみずからわけなければなりませんだからなんだとおおもいかもしれませんがとくにないです
かんそうよろよろ「あたごおる」より
僕は彼女の縦断を紙一重でよけながらその腕ごとかみ切ろうとした
いくら脳が停止しても動いてしまう可能性がない分けではない
それならいっそう腕ごと潰した方が単純明快これほど分かりやすい物はない、いくら熱くなってももう一人の冷静ともムカつくとも取れる自分がそんなことを言っている
どっち道、僕はその話を知ってか、知らずかとにかく奴の腕を噛もうとしていた
その女は僕と同じくどこか冷静でいて冷める程、熱い目を僕に見せた
しかしどちらにしろ関係ない僕の牙が奴の白い腕に噛み込んだ
そう思った瞬間
「やめろ」
それは僕の下で女の腕が狙う拳銃の中でそんなことを言った
もう一人の僕が冷静な判断を出せず止まろうとするがしかしこんな僕はそれすらも止めて、さらに行けと言う、少しでもあんな女の元には
「やめろ」
それは静かすぎた
しかし、しかしなのだ、どんな時でも冷静なあの男が確実な感情を出した
それが実に殺気を凍らして葬ったような壊れているような感情だとしてもその静かすぎるそんな声であったとしても僕は初めて目の当たりにするその声に死以上の感情を覚えた
「女、放せ」
男はそういうと多少暴れた女の肩口に軽く身を捻りいつの間にか奪った拳銃を突き立てていた
「さて小僧一つ聞く、お前はこいつを殺したいか」
「・・・・・・いいい、いやだ」
最後は何とか言葉にした
あいつが死ぬかもしれないと、分かっていながら、あいつが例えどんな実験に使われようが不死身の如く生きているような人間が、あんな小娘に
分かっていたがつい、、、
しかし安全が分かると殺したくないとは何とも、、、そう殺したいなんて感情が芽生えたこと事態本当にまれだ
「お前はなぜ今こいつを殺そうとした」
それは、そんなの分かってるんじゃないのか
「そう、俺を殺そうとしたからだ」
「っな、分かってるじゃないか」
顔を見て僕の疑問を読みとったんだろう、男はそんなことを言った
「では、」
そこで男は初めてこちらを見てそして酷く嫌悪感を催す笑い方をして
こう言った
「今も殺したいという気持ちはあるか」と
僕の記憶はガラスケースから始まった
それは何もない機械で出来た、そんな印象付けられる機械たちに囲まれて
僕は肉体をつなぎ合わされて生まれた
そのときから記憶を蓄積する機能は備わっていたから
脳味噌もそのときにはもう可能な限り完成していたのだろう
僕が初めて話した言葉を覚えている
「博士おはようございます」
それがまるでインプットされた適切な言語だとはじめから分かってまるで動かされるようにガラスのの中で博士に言ったのを覚えている
その日から僕はあの日のために、毎日毎日毎日苦痛を味あわされた
それはまるで生きながらにして何時も生まれたての苦痛を味わっているよいうであった、生まれる
それは絶対的安全から一人別の人格となった瞬間
それは安全から隔離され、一人別の物となる瞬間
それは人生最大の苦痛で得あり、また希望
数千の針をずーーーと刺され続ける痛み
僕は毎日何もされることなくその一年間ガラスの中で生きることだけを強いられた、全ては初めから揃っていた
だから何もする必要はないそうだ
そして、これ以上何かを与えるのは逆に完璧な脳を変に湾曲されかねない
だからあの辛いことだけを強いられた一年かん僕は一人苦痛の中にいた
物事も円滑に進めるには、円滑に進めるべき苦痛よりも更にデカい苦痛をその前に与えればいい
それがどうやら彼らの目的だったようだ
そこではつまり、何もなかった
辺りからは絶えず笑いが聞こえた、しかし僕は一人ここにいた
何に笑っているのか、誰がいるのか
たまに僕のような動物を見ることがある
そいつ等はまるで研究者たちと同じように僕の前を歩く
そんだけだ、それだけ僕は最初から全てが完成され全てが終わっている
だから、、、だから何もする必要がない、、完璧な物は物だ
一日のスケジュールは全てが機械により行われる
食べ物、トイレ、お風呂、全てが、人間に会うことなんて言うのはまずない、ただその気配があるでけ、そんなある日僕は外に出た
それは初めての床であり、そして初めて僕にあてがわれた言葉
「おはよう狼」
「博士お早うございます」
なぜ口から分からないはずの人間の言葉なんかが出たのかが不思議でしかない、だいたいなぜその人が、博士なのであろうか、僕は一切であったことはない、なのに知っていた
しかしその疑問を考えたとき、僕の脳裏にはそれを人に聞くよりもまず先に、それ後答えとなり、いつの間にか脳内に木霊していた
それが作られた記憶なのだと、そしてお前は必要なことは全て脳内にしまってあり、それ以外の不必要な物は排除されていること
僕はしかしその時、二つの感情があることに気づいた
一つは冷静な自分、どこまでもその答えを知っていて、失敗などなく
失敗いしてもそれが正しいといえるもので、
もう一つはよく分からない、いわゆる感情という物らしいがこれがあると実に体中が蝕まれるように痛く、僕は慌てて冷たい方を選んだ
その日初めてふれる動く空気に驚きながらもその空気はもはや何時も変わらぬ、そんな物にも感じられた
新たな物に、刺激に当てられる度にものすごい勢いで脳が回転して音がしそうだ、そしてその都度、真っ白な世界にものすごい音を立てて色が塗られていく、しかし塗られる反対側でものすごい光景を鼻で笑うも羽一人の僕がいる、そんなことは知っている、初めから全て知っているのに何を感情に流され驚く必要性があるのだ、と
しかし僕はその感情に張りつめる鎖のように押さえつけられながらも
ふとしたときには、そのものすごい景色に足を踏み入れていた
しかしその間中小言のように寝ておけ体力の無駄だといつの間にか居た
もう一人が言う
僕はそれを無視する度に何かがグサグサと心に突き刺さる気がしたがそれでも痛みよりもその世界に心を奪われてこちらの方がいいと思っていた




