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「りんた、何やってんだい」

「りんた、何やってんだい」

それは実によく響く声で呆然と彼に手を引かれていた私たちに

いや彼に掛けられていた

しかし瞬時に状況を把握したようで 乗りな

と言うと、赤い小型車を私たちに示す

「行こう」彼は力強よく私の手を引き車に向かう

私は断る理由もなく彼に続くことにした


「それでやっちまったと」

その図体のでかい彼の母親という人が話を聞き終わるとそう言ったきり

悩むでも無しに彼と私を見て

「・・・あんた」彼女は私を見て、その言葉の途中で何かを取り出すがそれが銀色のナイフだと知り私は

「(きゃぁーーーーー)」と言おうとしたが

それでは余りにうぶすぎると断念し

キリ、と女を睨んだ

「ッフフッあっははあははははははあ」

それは突然けたたましく笑い出す

「あんたはおもしろいね、わかったちょっと旅行に行け、そこで腕でも磨いてくればいいさ」

「ちょっそれはどう言うことなんですか」

「いやいやあんたあの家のもんなんだろ」

「、、、はい」

「それならあんたが狙われてもおかしく無い訳さ」

その時改めて私はその可能性について知らされてよく無事に何百回と家から施設に帰ることが出来たなと思いまた、それだけ無事に帰れたのだとしたら、もう大丈夫ではないのかと相手に聞こうとすると

それを察したようで、その女ではなく小さな方がシャシャリ出て

「いやたぶんたまたま安全だっただけだろ、その証拠に今日だって」

そこで改めて私は今日襲われそうになったことそして

そして男が死に際に何か言ったのを思い出した

しかしよく思い出せない、思いだそうとしても何かじゃまなインパクトがあってそのせいで真っ赤だったとしか思い出せない

「だからもしよかったら僕が守っ」

そこでからの頭に女の人がげんこつを一つ落として

「馬鹿だねーこの子は、それじゃあこの子が一人のときにやられちまうじゃないか」

「そっそれは僕が守っ」

またしても(まも)で言葉が途切れたが今度はげんこつを堪えて

「ぼっくが守る」と言いきったが

「馬鹿だねー」と母親に呆れられてしまっている

それにしてもここは何処だろう

あの日以来遅刻したことのない私は門限を気にし出したがしかし

まーその時はその時かと、実にいい加減に思っていた

「それでお嬢ちゃん、私達はあんたを一度助けちまった、それはあんたが助かるまで育てる義務を負うことにもなる、そこでだ、私達は殺しを仕事にしている掃除屋だ、あんた腕だけ磨くかい」

それはうんと言おうか迷う好きもなかったように思う

なぜかというと私はその前からどのようにして敵と戦うか

またなぜに敵は私の母と父、そして祖父と祖父母を殺したのだろう

私はその恨みを聞くまでは死ぬことは出来ないな

そんなことを思っていた


それからの毎日

私は彼らのアジトまで片道2時間かけて走り、そこから訓練を開始した

よほど私の気力いや運動神経が優れていたと見えて

三年後には、あの少年、あの世君とも互角ぐらいには戦えるが

それでもそれは最初の内で、最近にはようやくそれがわざとなのではと思い始めていた

「リン、本気出してよ」

私は短いナイフを奴に振りかざしながら聞く

「ふふふ」

それは漏れるともでもなく私に笑っているようであった

「もーーー」

実に単純な反応と思っても私は彼にそう頬を膨らませながら体当たりのように飛びかかる、彼も一応はナイフを持っているがかわすだけで

ナイフはおろか腕さえ挙げてこない

奴が言うには

(ズキンちゃんは腕が速いから隙をねらってるんだよ)

だそうだが私から見れば、ふざけているとしか思えない

まるでダンスをするようにくるくると回り、ヒラヒラと避けるのだ

それで最後に思い出したように私の首筋に手套を軽く落とす

それだけで私は夢に落ちることになるのだからおもしろくはない

そんな私がもっとも得意とするのは拳銃などの銃器だった

中でもライフルの腕は中々の物で、数百メートルの兎を打てるまでになっていたが、彼に言わせれば

「いやいやあれ薬屋のでかい看板じゃん」と言うので殴ってやる

「いやいや、殴るのはおかしいって」と言い返してくるがしかし

私は確かに数百メートルだろうが一キロギリギリまでの鳥なら打ち落とせるのだが、奴らは無駄な殺生すると地獄へ堕ちるぞ

と殺しやなのにおかしな事を言うが、しかし一理あるのかもしれないととどめておく、しかしやけくそになることもありああやって気まぐれに看板を打つ、そう言うときはやはり

(すげーほんとだズキンお前の腕は)ぐらいのことは言って欲しいものである



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